幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ブッダのことば―スッタニパータ

読めばもっと淡々と生きることができるかも、という気持ちで読んでみた。注釈が多くて読みにくいながらやっと読み終わったのだけど…。 要約してしまうと、以下に尽きる、ということしか読み取れなかった。
悪魔パーピマンがいった、
「子のある者は子について喜び、また牛のある者は牛について喜ぶ。人間の執著するもとのものは喜びである。執著するもとのもののない人は、実に喜ぶことがない。」
師は答えた、
「子のある者は子について憂い、また牛のある者は牛について憂う。実に人間の憂いは執著するもとのものである。執著するもとのもののない人は、憂うることがない。」
これはこれですごくよくわかるけど、今の生活の中でいきなりこの境地に達することはまず無理だと思った。「世捨て人」にならずしてブッダのことばに従って生きることはできないものだろうか…?