幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「Xの悲劇」

シャーロック・ホームズは子供の頃からかなり読んだけど、それ以外の推理小説はそれほど読んでない。 本作もすごく有名だけど今まで読んだことも、内容も全く知らず。 シャーロック・ホームズと似た雰囲気で、昔の推理小説という感じだけど、やはり犯人は?…

「誰も語りたがらない 鉄道の裏面史」

信楽鉄道の事故原因は、大括りでまとめられたものは記憶にあったが、こういうことだったのか、と驚いた。 緊急時の安全装置をわざと作動させて、足元の不具合を回避するという、「仕組みの不具合を運用でなんとかする」ということをやっていたとは…。 こうい…

「三体」

これだけ話題になっているSFとなると、さすがに読まずにいられず。確かに、ものすごく読ませる本で、何もかも忘れて読み続けたい状態になったほど。次が待ち遠しい!(3部作の第2部の日本語版が6月発売らしい) 以下、ネタバレあり。 真っ先に思い出したのは…

「現場力を鍛える」

「現場」という昔からあるものについて、その基本がまとめられている本。目新しいことが書いてあるわけではないし、聞いたことがある(それこそ新入社員研修とかで)ことばかりではある。 が、わかっていてもなかなかできないことが、まさに本書のテーマであ…

野村克也「プロ野球怪物伝」

年齢的に厳しいと思いながらも、もう一度ユニフォームを着て欲しかった野村克也氏が亡くなってしまった。本当に残念だ。 野村克也への想いは「巨人軍論」や「野村ノート」の書評に書いたので、改めては書かないが…。 数多くの「怪物」たちの中でかなりのペー…

「ウイルスは生きている」

連日COVID-19に関するニュースを目にしながら、そもそもウイルスと細菌って違うものだったっけ?(高校は物理と化学だったので…)などと初歩的なところからわかっていないことに気がついた。 本書のおかげでとりあえず、ウイルスがどんなものかはわかった。 …

男はつらいよ ぼくの伯父さん

途中から断念してしまった寅さんシリーズ。今さらだけど、最新作が気になって、満男編をみておかないと、ということで。 甥の満男(吉岡秀隆)が主人公で、青く空回りしがちな満男を寅さんが見守るという構図がよかった。 満男が思いを寄せる泉(後藤久美子…

怒りの荒野

荒削りなところはあるけど、どこか得体が知れず、緊張感を漂わしているリー・ヴァン・クリーフが素晴らしい。 主人公スコットとリー・ヴァン・クリーフ演じるタルビーの師弟関係の変化や、ガンマンの心得を振り返りながらの銃撃戦から最後の対決へ。往生際の…