幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

早川義夫「たましいの場所」

伝説のバンド、ジャックスを解散後短いソロ活動を経て、音楽活動から離れて書店主になって23年後の1994年に活動を再開した著者。 ジャックスはあまり好きではなかったのだが、活動再開後のソロアルバムを友人が聞いていて、それが心に刺さったのを覚えている…

カイロの紫のバラ

ミア・ファローがとにかくチャーミング!古い表現だけど、あの髪型や服の雰囲気は1985年頃、確かに流行ってた気がして懐かしい。 ツラい現実から逃げるために映画館に通う主人公の前に、スクリーンから憧れの劇中の人物が出てくる。 単純なファンタジーと思…

戦略大作戦

第二次大戦中、ドイツ軍に占領された街に大量の金塊があるという情報を得たことから、任務そっちのけで金塊強奪に向かうアメリカ軍兵士たち。 クリント・イーストウッド主演ということでみてみたけど。 以下、ネタバレあり。 ラスト近くの西部劇風の演出をみ…

シン・ゴジラ

いろいろと話題になっていたので気になってたのだが、うまくネットなどのメディアを使って話題作りしたのだなぁという感想。 僕は楽しめたけどB級映画的で、そんなに幅広い層が楽しめる作品ではないので、大ヒットしたというのが意外だった(特に家族で観に…

ペントハウス

エディー・マーフィーとベン・スティラーという組み合わせなのだから、もっとバカっぽいものを期待したのだが、ベン・スティラーがまともな役すぎ。スタスキー&ハッチよりさらにマジメな感じ。 元はエディー・マーフィーの案で、黒人版オーシャンズ11という…

寒い国から帰ったスパイ

派手なアクションやハラハラドキドキの展開もないけど、まさに暗闘という騙し合いが淡々と描かれたスパイ映画。 以下、ネタバレあり。 何度かのどんでん返しもおもしろいが、それまでほぼ感情を表すことのなかった主人公が、恋人と逃走する車中で感情を吐露…

J・エドガー

イーストウッド監督作品なのでみたが、フーバー長官とFBIに関する知識不足もあり、地味な映画という感想。 インビクタスもそうだったが、やはり史実を元にしたものは仕方ないのか。 あと、加齢メイクがどうしても不自然で、コントっぽくみえる。 それでもク…

「意識」とは何だろうか―脳の来歴、知覚の錯誤

サイバーパンク大好きな立場からすると、脳はデジタル化だって可能(ROM人格構造物とか)と思いたい。 けれど本書は、意識は脳内の物理的現象だけで説明できるものではなく、身体や環境を含めた「脳の来歴」が重要なのだと主張している。逆さメガネへの適応…

ブラッド・ワーク

クリント・イーストウッド監督・主演作品。 犯人に迫っていく謎解きの部分も見応えがあって、楽しめた。 以下ネタバレあり。 ジェフ・ダニエルズは配役的に怪しいよなぁ…。 ラストはテリーが罪の意識からグラシエラたちの元を黙って去る、というのを予想した…

007 スペクター

スカイフォールがよかっただけに、ちょっと期待はずれ。 世界中のテロの背後にある巨大で邪悪な組織、その陰謀が主人公が属する国家諜報機関にも及び主人公たちは反逆者扱いされるなど、ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションといろいろと被ってて混…