幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

組織

「THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法」

この手のことをテーマにした研修を受けたり、本を読んだりはしてきたので、あまり目新しいことはない。 時々、こういう本を読んでは、目指すべき姿が間違っていないか、それに向かって正しくやれているかを確認する、ということになる。 事例は、後付け的な…

「バカな」と「なるほど」経営成功の決め手!

楠木健氏の「ストーリーとしての競争戦略」や「戦略読書日記」でも紹介されていて、読んでみたかったのだが、当時は廃刊になっていたものが、まさにそういう要望に応える形で復刊されたもの。 タイトルが全てを表しているエッセンス的なものは、そのとおりで…

堺屋太一「組織の盛衰」

前半は特に、組織のそもそもの目的やそれを果たすための構造(共同体組織と機能組織など)やトップ以下の主要ポジション(部門長、参謀、補佐役)と役割、さらに陥りやすい問題点などが、教科書的に整理されていて参考になった。 後半は、本書が発刊された19…

「経営パワーの危機」

時々こういう本を読んでおかないと、目の前のことだけしか見えなくなってしまう。 書いてあることはどれもよくわかるが、重要なのはそれを実現できるか。それも自分がやれるかどうか、ではなくて、組織としてやれるか、やれる組織を作れるか、ということ。 …

戦略プロフェッショナル[増補改訂版]

予想してなかった異動で、9月から立場も事業内容も未経験の仕事をすることになった。 もちろん、この状況を楽しんではいるけど、やはりいろいろと難しいことはあって、そんな時にはこういう本を読んで心を熱くする。 とにかくいろいろと参考になる本。

「現場力を鍛える」

「現場」という昔からあるものについて、その基本がまとめられている本。目新しいことが書いてあるわけではないし、聞いたことがある(それこそ新入社員研修とかで)ことばかりではある。 が、わかっていてもなかなかできないことが、まさに本書のテーマであ…

「OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法」

OKRのことは、何かで読んだこともあって知っているつもりだったけど、今ひとつ良さがわかってなかった。 本書では、前半がストーリーになっていて、これがおもしろい。色々とわかりすぎるストーリーを楽しみながら、OKRがどう働くのかがよく理解できる。 OKR…

「ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階」

ここまで来たら、やはり3も読んでおかないとということで。 シリーズを通して言っていることは一貫していて、結局のところ「人」がすべてであって、適切なリーダーを始めとして正しい人をバスに乗せて、自分たちがやるべきことに集中して弾み車を愚直に回し…

「破天荒!!―サウスウエスト航空 驚愕の経営」

本当にこんなすごい会社があるのか!こんな会社を作りたい!と思えた。 クリスマスイブの夜に心臓手術を受けて間もないのに義妹に空港に車で連れてこられて放置された老人を助けた話、ロナルド・マクドナルド・ハウスでの白血病の少女との話など、読んでいて…

足立光「『劇薬』の仕事術」

マーケティングの部分は今の自分にはそれほど関係はない。 ただ、戦略をいかに組織として実行していくか、〜社内の了承を取り付け、関係部門や部下に腹落ちさせる〜、という部分はシンプルながら、とても参考になった。 また傷んでしまった会社組織を改革し…

ビジョナリー・カンパニー

「ビジョナリー・カンパニー2」は読んだから、こっちは読まなくていいと思ってた。 だが、これはこれで、古典と崇められるのも頷ける内容で、仕組みを作ること(「時を告げるのではなく、時計を作る」)の大切さと、それに必要なことが書かれてて、全て納得…

「ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現」

人類の意識レベルが発展するにつれて、社会を支える組織制度も進化していく、現在は「達成型(オレンジ)」パラダイム」(ただその前の段階の「順応型(アンバー)」の日本企業も多い気はするけど)であるが、さらに「多元型(グリーン)」「進化型(ティー…

「プロフェッショナルマネジャー」

ファーストリテイリングの柳井会長の「経営者になるためのノート」(タイトルが恥ずかしかったのでブログに書いてなかった(^^;)は理論よりは、いかに実行してやり切るのか、という部分にフォーカスした本だった。まさに自分が悩んでいたところに対するヒン…

HIGH OUTPUT MANAGEMENT

"HARD THINGS"でも言及されていたアンディ・グローブの「インテル経営の秘密」。読もうと思ったら絶版になっていて残念な思いをしたのだが、新たな形で復刊された! 原著は1995年に書かれたもので、今となっては目新しいことが書いてあるわけではない。 それ…

HARD THINGS

また偉そうになってしまいますが…(笑) ここ1年くらい事業・組織と格闘してきて、こうじゃないかと自分なりに結論めいたものが出つつあったのだが、本書を読んでそれらが整理されしっかりしたものになった。 自分がやっているのは新規事業なので間違いなく…

How Google Works ―私たちの働き方とマネジメント

客観的に誰もがスマート・クリエイティブと認める人材(難関奨学金獲得者や著名な本や論文執筆者など)を集められる企業にとっては参考になるのかもしれない…。が、普通の日本の企業からするとお伽話にすぎないと思えた(本の帯にあった「グーグル成功の秘密…

クレイトン・クリステンセン「イノベーションのDNA」

「イノベーションのジレンマ」以来のクリステンセンだが、amazonのレビューにもあったようにクリステンセンの著書という感じではなかった。 ただしそれでおもしろくなかったわけではなく、本書は本書で参考になることは多かった。 イノベーションを望むなら…

「ドラッカー名著集15 マネジメント[下]―課題、責任、実践」

ようやく上・中・下を読了! [下]ではトップマネジメント、小企業・中企業・大企業、M&A、多角化、成長、イノベーションをカバーしており、ここまで読めばいつでも社長になれる…ということはない(笑) ただ「採用基準」の感想でも書いたが、社長の仕事って…

「ドラッカー名著集14 マネジメント[中]―課題、責任、実践」

ようやく[中]を読了。 いよいよマネジメントの核の部分に入った。 前の会社でも今の会社でも(多くの日本企業でも)使われている、自己目標管理はおそらくドラッカーが元ネタなのだろう。 ただ、この本(特に第31章「マネジメントの仕事」)を読むまでは形骸…

「ドラッカー名著集13 マネジメント[上]―課題、責任、実践」

やはり一度はドラッカーの「マネジメント」は全部読みたいな、と思っていたところkindle版が値下げされてたので上・中・下とも購入。 いろいろなところで引用されていることもあって、個々の言葉に目新しさはない。 しかし企業と社会の関係を大枠に置きなが…

「採用基準」

タイトルからして、あまり自分に関係ないかと思ってたのだが、リーダー論に関する部分(3章:さまざまな概念と混同されるリーダーシップ、4章:リーダーがなすべき4つのタスク)は読みごたえがあった。もっと早く読んでおけばよかった。 今の会社の社長が変…

「ストーリーとしての競争戦略」

amazonのレビューの中に辛口なものがチラホラとあったので、少し構えながら読んだのだが、自分にとってはおもしろかったし、役に立てられそうなことが多くあった(ハイライトたくさんつけた)。 確かに目新しいことといえば、戦略の面白さを強調しているとこ…

「メイド イン ジャパン 驕りの代償」

やはりKindleセールで499円になってたときについ買ってしまった本。 著者が記者時代を含めて多く取材した、パナソニック、シャープ、日産、トヨタを中心に、苦境に陥る日本企業の問題点と、提言が書かれている。 苦境に陥る企業に関してはここぞとばかりに叩…

「ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則」

「ビジョナリー・カンパニー」の著者が、偉大な企業がそれに至る飛躍をとげた過程を調査しまとめた本である。 もちろん、今の組織を偉大なものにしよう!と思い手にとったのだが…。 この本でよかったと思えたのは、他のビジネス書でよく言われていることとは…

城繁幸「若者はなぜ3年で辞めるのか?」

話題になってたのは知ってたが、当時はタイトルにある「若者」という言葉に自分には関係ない…とスルーしてた。今回前の会社の先輩にすすめられて読んでみた。 確かに若者に向けて書かれてはいるが、僕が転職するときに感じたり考えていたことに通じるものも…

WAL-MART エグい会社に知恵で勝つ!

書いてある要素一つ一つをみれば特に目新しいことを言っているわけではないが、ウォルマート的世界での立場に応じて優先順位を整理して書かれてある分納得感があってよかった。 はっとさせられたところは、プロセスに関して「強いプロセスを持つ組織(SPO)…

三神万里子「パラサイト・ミドルの衝撃」

この本に興味を持つきっかけは、NHKの経済番組で著者をみてハートをわしづかみ(笑)されたことだった。 ただ、この「パラサイト・ミドル」という言葉がそれ以上に僕の心に刺さったことも確かだった。 45歳以上の中間管理職にとっての最適とは、組織内で波風…

クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」

をみて知った本。本書のテーマである、破壊的技術への対応が顧客の声をよくきく優良企業ほど難しいというジレンマと、その要因となっている企業・組織を動かすメカニズムというものを僕も何度も目の当たりにしてきていろいろと考えていた。 しかしそれらは全…