幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

グラン・トリノ

泣けた映画。 以下、ネタバレあり。 クリント・イーストウッドの映画なのだから、ハッピーエンドはありえないというところでラストの予想はついていたはずだった。それでも、やっぱり泣いてしまう。 ストーリー自体は実はありふれたものとも言える。だが、こ…

町田康「スピンク日記」

夏休みに実家で妹に借りて読んだ。 町田康版の「吾輩は猫である」かな、と読み始めた。 が、町田康なのに自虐はあっても人間全般への皮肉といったネガティブなものも控えめで、それよりはポチ(=飼い主=町田康)がこの家族を、小さな幸せを、大切に思って…

「闘うプログラマー」

前の会社の上司から借りて読んだことがあった本。 なぜだったか忘れけど、とにかく突然これが読みたくなった。とにかくスグ読みたい!という状態だったので電子書籍でないのか探したらiPhone日経BPストアで買えた。 価格が紙版とほぼ同じというのだけが納得…

小川洋子「人質の朗読会」

人質がそれぞれ自分に関するエピソードを淡々と語っていくという短編集的な本。 山びこビスケットの話とか好きな話もあって楽しめた。 ただ、単純な短篇集とせずにあえてこういう構成にするのだから、それぞれのエピソード間のつながりとか、何か最後にオチ…