幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

町田康「湖畔の愛」

これは…町田康作品だとわかっていても、やはり怪作というしかないような一冊だった。 タイトルやホテルを舞台にしたオムニバス的な構成で、普通だったらちょっといい話が並ぶところ。 が、当然どこかおかしな客に(そもそもホテル側にも破天荒なスカ爺のよう…

イースター・パレード

フレッド・アステアのダンスが楽しめる作品。ストーリーはあるようなないような。 ただ、ダンスだけではなく映像が華やかでカメラワークも当時(1948年)の作品にしては凝っていて、映画としても見所はあった。

男はつらいよ お帰り寅さん

ようやく50作まできた(途中1作飛んでいるので、それをみてコンプリートだけど)。 満男と泉が結婚していないことはネタバレ的に知ってしまっていたので、本来あるべき世界(渥美清が死ななかった時のシリーズ完結)が狂ってしまったということを見てしまう…

ウエストワールド

本作を元に作られたテレビシリーズにハマっていたこともあって、是非みたいと思っていた作品。 マイケル・クライトンの作品だったとは知らず、そうわかってみるとジュラシック・パークと同じパターンだった。 ロボットの制御が効かなくなるところまでは、か…

ハン・ソロ

公開当時からあまり興味がなく、ほとんど気にかけていなかったが、テレビでやっていたので。 スターウォーズファンへのサービスと、そうでない層も獲得することを両立しようとしたら、予想どおりこんな感じになるのだろうな、という作品だった。 悪くはない…

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの恋 特別篇

第49作(1997年)、と言っても満男の思い出として「ハイビスカスの恋」を再構成した作品。あらためて、もう寅さんの新作はないのだと寂しい気持ちに。 八代亜紀のタイトル曲や、オーケストラで豪華になったBGMはどれも違和感があった。 営業として全国をまわ…

男はつらいよ 寅次郎紅の花

1995年、第48作。阪神淡路大震災の年だったか。偶然神戸にいた寅さんがボランティアに参加していて、テレビに偶然映る(現地を視察する村山首相とともに)という場面がある。 これが実質最後の作品なので、観る前から泣きそうな気分だった。 泉(後藤久美子…