幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

マーケティング

山田英夫「異業種に学ぶビジネスモデル」

某セミナーで、著者の講演がおもしろかったので。 異なる業種間のビジネスモデルの類似性がよく整理されていて、またそのような取り組みを行うための組織や人材などについても(少しだけど)まとめられていて、参考になった。

「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」

こちらがおもしろかったのでこの人の3部作?を全部読もう!と思って手に取った2冊目。 1冊目で描かれたUSJの復活劇にマーケティング理論の解説を被せたものだったが、1冊目の迫力に比べて理論は教科書をなぞったような内容で薄かった。それ自身がUSJの復活劇…

森岡毅「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?」

確かに、一時期USJって大丈夫か?という雰囲気があったと記憶している。それが今や電車に乗ると平日でもUSJの行き帰りの乗客をよく見かけるし、外国人観光客の多さも目立つようになっている。 ちらちらと雑誌などで、USJが危機を乗り越えたストーリを読んだ…

足立光「『劇薬』の仕事術」

マーケティングの部分は今の自分にはそれほど関係はない。 ただ、戦略をいかに組織として実行していくか、〜社内の了承を取り付け、関係部門や部下に腹落ちさせる〜、という部分はシンプルながら、とても参考になった。 また傷んでしまった会社組織を改革し…

「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」

転職以来やっていることの周辺がバズってることもあって、ちょっといろいろと見失っていたかなと気づかせてくれた1冊。 漸進的なやり方でライバルと競争を続けるより、独占企業を目指すという主張はブルーオーシャン戦略に通じるところではある。 ただ本書で…

「ストーリーとしての競争戦略」

amazonのレビューの中に辛口なものがチラホラとあったので、少し構えながら読んだのだが、自分にとってはおもしろかったし、役に立てられそうなことが多くあった(ハイライトたくさんつけた)。 確かに目新しいことといえば、戦略の面白さを強調しているとこ…

ジョアン・マグレッタ「エッセンシャル版 マイケル・ポーターの競争戦略」

研修やマーケティングの本で、ポーターの基本戦略や5F分析、バリューチェーンなどはひと通り知っていたつもりだった。 ただ、5F分析にしてもバリューチェーン分析にしても、状況の整理に便利というくらいの認識しかなかったし、差別化戦略にしてもあたりまえ…

一橋ビジネスレビュー

昨年の研修中、特に課題のときにはあれこれとヒントを求めてそれまでは立ち読み程度しかしなかったHarvard Business Reviewを買って読んだりしていた。そんなときに偶然本屋でみつけたのがこの一橋ビジネスレビューだ(バックナンバーだったけど)。 もちろ…

ジョン・W・ムリンズ 「ビジネスロードテスト 新規事業を成功に導く7つの条件」

とても実践的な本だった。 既知のフレームワークを使っても、ただその結果がよければOK(悪ければダメ)という単純なものではない、という部分についてよく書かれてある。 さらに導き出した戦略を実行する人(組織・チーム)というところまで踏み込んでいる…

ブルー・オーシャン戦略

どんなときでもこれをやれば新市場を創造できる!と言わんばかりの自画自賛ぶりとやや内容が薄い後半さえ流せば、これはこれで役に立つと思った。 やはり気になるのは、「ブルー・オーシャンはみつけてしまえばそこへ進出するのは簡単=すぐにレッド・オーシ…

コトラーの戦略的マーケティング

他の本と内容的に重なっていて、基本的なこと中心に書かれているので物足りなかった。 もちろんマーケティングの基礎を勉強するには良い本だと思うが、そのわりには現場をこなしていないと実感できないことも書いてあったりしてターゲットがわかりにくい気が…

クレイトン・クリステンセン「イノベーションのジレンマ」

をみて知った本。本書のテーマである、破壊的技術への対応が顧客の声をよくきく優良企業ほど難しいというジレンマと、その要因となっている企業・組織を動かすメカニズムというものを僕も何度も目の当たりにしてきていろいろと考えていた。 しかしそれらは全…

フィリップ・コトラー「マーケティング10の大罪」

それほど目新しいことは書いてないけど、マーケティングの本を読むこと自体久しぶりだったのでおもしろかった。 思わず声に出して読み返したくなったところは、多くの企業の株主第一の姿勢に疑問を投げかける以下の部分だった。 ジョンソン・エンド・ジョン…