幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2020-01-01から1年間の記事一覧

カリフォルニア ジェンマの復讐の用心棒

まあ、当然どうでもいいマカロニウエスタン作品だろうとは思っていたものの、ここまでグダグダとは思わなかった…。 ウィリーの仇を討つのだと思ってたら、完全に忘れられているし、どうみてもバッド・エンドで後味悪いし、これはない…。

タクシー運転手

光州事件というものをそもそもあまり知らなかったので、本作を観る前に少し予習した。あの頃の韓国の民主化運動の激しさをニュースなどでみた記憶は少し蘇った。 事実を元にした作品ということで、どこまでが本当なのかわからないが、映画としては主人公のキ…

さいはての用心棒

謎の邦題、やはり用心棒なんかではない。 いかにも量産されたタイプのマカロニウエスタン、という感じ。もう少し凝ったガンアクションとかがみたいのだか…。 主人公が捕まって受ける拷問が、網膜焼き?というのが網を顔に被せられるビジュアルも含めて新鮮で…

さらばバルデス

原作もあるみたいだけど、だからこそ?ひたすら地味な映画。チャールズ・ブロンソンだし西部劇だし、というつもりで観たので「なんじゃこりゃ?」という展開&ラスト。

「会社の値段」

どうせハゲタカファンドみたいなM&Aコンサルが書いた本だろう、みたいな先入観で読み始めたが、いろいろと自分の考えを整理できてよかった。 書かれたのが2005年、ライブドア事件でこのテーマに対する注目が高まった時だったようだが、本書で書かれている企…

カサブランカ

いわゆる名作と呼ばれるものには、後から影響を受けて作られた作品に上書きされて今さら観るべきほどではなくなってしまっているものもあるが、本作は一度は観ておくべき作品だった。 何か地味な印象しかなくてこれまで観てこなかったのだが、もっと早く観て…

マスク総括(2020年末)

冬休みに入ったので、あらためていろいろと今年を振り返って記録に残しておこうと思う。まずはマスクから。 緊急事態宣言が出た時には原則在宅勤務という体制になったが、それでもやはり会社に出て仕事したい!という人が多く、仕方なしに(特に会議の関係で…

男はつらいよ 知床慕情

1987年作品。三船敏郎がこのシリーズに出ていたとは意外。その恋愛エピソードの印象が残る。 マドンナとして2回目登場の竹下景子は、前回と比べると知床を捨てて東京に出たという設定もあってか、いかにも80年代風の髪型。 前回は寅さんが身を引く場面が切な…

ジョン・ウィック

あまりにオススメされるし、続編も作られているのだから面白いのだろう、と思ったのだが… 以下、ネタバレあり。 ジョン・ウィック、周囲があれほど恐れているのに、弱いやん!というのがとにかくガッカリ。すぐに気を失って、何度も普通殺されるやろ、という…

男はつらいよ 幸福の青い鳥

1986年作品。自分が大学1回生の時か…。 マドンナの志穂美悦子が本当に懐かしい。この頃人気が出てたと思うが、長渕剛と結婚して、すっぱりと芸能界から姿を消したのだったか。 志穂美悦子や長渕剛のファッションが本当に、自分が大学生の頃のそれでなんか恥…

舞踏会の手帖

1937年の映画。思ったより構成やストーリーが凝っていて面白かった。 途中からどこかホラー・サイコ的な展開になって、昔を思い出す主人公の表情も怪しい感じに。この表情が謎で、これをどう解釈するかでラストの印象もかなり違う。 僕は、どこか狂気を感じ…

The Boys シーズン2

シーズン1よりもさらに怖くてグロくなってた…。 以下、ネタバレあり。 ストームフロントがとにかく腹立つキャラクターで、これを最後に倒すところが盛り上がる…のではあるが、それ以上に頭爆発の恐怖感が消えない。 寝る前にみて、ヴォートに追われていると…

男はつらいよ 柴又より愛をこめて

マドンナ(栗原小巻)との出会いの旅のきっかけが、タコ社長の娘のあけみの家出だったり、少しパターンが違うところがあった。 振られた後、旅に出る時の様子をさくらの言葉で語らせるだけにして、それでおばちゃんやタコ社長が涙ぐむところはうまく切なさが…

三島由紀夫「美しい星」

学生の時、友人の影響で三島由紀夫ばかり読んでいた時期があったが、この作品は最近まで知らなかった。 学生の時以来の三島作品なので、当時の印象と比べての感想だけど…。 読み始めて、これは真面目に書いたものなのか?とかなり戸惑った。自分たちが火星、…

iPhone 12 Pro

もうスマホの画面はみたくない、Apple Watchだけ使いたい、と2016年にiPhone7を買ってから4年も使い続けてた(途中2年でバッテリを交換した)。 が、やはりApple Watchだけで完結するような真のユビキタスコンピューティングの世界は遥か遠く、それまではiPh…

野村克也「ヤクルトスワローズ論」

何とか今年のプロ野球は日本シリーズまでやり切れたのはよかったと思う。こんな変則シーズンだからこそ、スワローズにもチャンスがあるかもと、首位に立ったときは思ったものだったが… 本書で書かれていることは、これまでもあちこちで言ったり書いたりした…

HomePod mini ファーストインプレッション

Siriはそんなに使っていないくせに、なぜかHomePodはかなり買う気だった。ただとにかくデカくて置き場所に困りそうだったのと、Appleがやる気があるのかが全くわからず(昔のピピンとかみたいになるのでは…とか)、様子見だった。 ようやく新型が発売されて…

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾

マドンナは樋口可南子。恋敵?に平田満。やはり80年代ど真ん中という感じ(1985年作品)。 寅次郎の恋愛指南は「花も嵐も寅次郎」でうまくいかないに決まっているのだが(結果的にはうまくいく?)、やはり同じような展開になってて、新鮮味がなかった。

ソルト

何気なく見始めたけど、意外とおもしろかった。 以下、ネタバレあり。 ロシアからの亡命者が、CIA工作員のソルト(アンジェリーナ・ジョリー)が実はロシアの潜入工作員であると本人の前で話すところから、どんでん返し的に敵味方が入れ替わっていく展開。 …

男はつらいよ 寅次郎真実一路

証券マン、株の話が出てきて、いよいよバブルに向かう時代(1984年作品)。 失踪する証券会社の課長を演じる米倉斉加年もそうだが(警官役の準レギュラーと思ってたが)、役者の使い回しは多いけど、マドンナまでとは… ということで、大原麗子がまたもマドン…

劇場版 ダウントン・アビー

テレビシリーズはそれなりに楽しんだし、それなりにスッキリと終わったと思っていたので劇場版をAmazon Primeで見つけた時は総集編みたいな?と思ったのだが、違っていた。 どちらかというと、テレビシリーズのスペシャル版のようなもので、普通の映画と思っ…

スマートプラグ増設

もう6-7年前になるけど、仕事でこの手のものをずーっと調べていた時期があって、便利だけど高いしメーカー毎にバラバラで拡張性も疑問があった。 そのうちAlexaとかでスマートホームが流行りだし(まだそこまでではないか)、そこそこの価格でこの手のものも…

男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎

マドンナが中原理恵!(忘れていた)ということで(84年作品)、いよいよ自分の青春時代、こんな感じだったなぁとしみじみと思ってしまう。 とにかくマドンナが幸せになるだろう、というラストだったのはよかった。さくらを始めとするとらやの人々の温かさ、…

男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎

「あじさいの恋」もよかったが、本作は寅次郎が坊主になりすまして、博の父の3回忌(志村喬が亡くなってもう出演がないのは悲しい)に出てくるところなど、コントとしてもよくできていて、最初のなりすましの檀家の長門勇(古谷一行との横溝正史シリーズは好…

イエスタデイ

確かにおもしろかったけど、やはりビートルズを題材に使うからには評価は厳しくなる。 以下、ネタバレあり。 このTriviaに書いてある事情が全てなのだろうけど、ビートルズが世の中に与えた影響を検証して、彼らがいなかったらこうなるというリアルな考察だ…

ワンダー 君は太陽

人に薦められて。 絶対に泣く映画だろうと警戒してたとおり、泣いてしまう。 オギーの家族やクラスメート、それぞれの悩みやそれに立ち向かう姿が描かれていて、結末は予想できていても観終わった後、よかったという気持ちになった。 スターウォーズからの引…

男はつらいよ 旅と女と寅次郎

マドンナが都はるみで、京はるみ(都はるみが最初使う予定だった芸名)という演歌歌手を演じるという、シリーズの中では異色作。 最初から可能性なんてなさそうで、今回は寅さんの大失恋はないか、と思ってたので、はるみに彼がいると聞いた寅さんのダメージ…

ミニミニ大作戦

この作品、広島単身赴任時代によく映画館に行ってたが、そこでやってたという記憶が(結局観なかったが)あった。 ストーリーは最初から期待していなかったけど、もう少しカーアクションは派手なものを期待した。が、やはりワイルド・スピードなどがどんどん…

オン・ザ・ロック

tv.apple.com 同じソフィア・コッポラの「ロスト・イン・トランスレーション」は大好きな作品だが、本作はセルフ・カバーとでも言いたくなるほど雰囲気の似た作品だった。 ただ、こちらの方がいろいろと分かりやすくて、反発しながらも、逆らえなかった父か…

男はつらいよ 花も嵐も寅次郎

やはり寅さんが振られる話じゃないと…。最後のセリフで形的には振られたようなことにしたけど、これは違うかな。 マドンナ役の田中裕子がやはり印象的で、完全に主役のように。沢田研二は…いろいろと役に合っていなくて、もったいなかった。