2021-01-01から1年間の記事一覧
ジム・ジャームッシュの映画は学生時代に流行りまくったものの、まともに観たことはない、というか本作も4回くらいトライしたが、毎回途中で寝落ちしてしまってた(笑) 今回、ようやく最後までみることができた。 主人公2人+1人がそれぞれ魅力的で、意外と…
今さら、新作を作ってどうする?と思ったが、ある程度予想できた「マトリックス正月特番」的なもので、ファンとしては楽しめたけど正直作らなくてもよかったのでは?と思えた作品だった。 以下、ネタバレあり。 こういう作品の「続編」というのは、だいたい3…
昔に断片的にみた記憶があって、もう一度みたいと思いつつ機会がなかったのだが、「マトリックス レザレクションズ」をみる前にみておこうと…。 マトリックスの前3部作のサイド・ストーリー的なショート作品が全部で9作(内2作は同作の別パートなので実質8作…
www.imdb.com ヒッチコックのサイコ・サスペンス。どちらかというと登場人物それぞれの、局面毎に揺れる心理がおもしろかった。 あえてレベッカが出てこないところにこだわりがあるのかもしれないが、狙いほどレベッカの存在感が感じられなかった。最後の炎…
この記事、たぶん1年以上も前に書きかけてそのまま下書き保存されてた。せっかくなので、備忘録として最新の状況も追記して書き上げた…。 ここ最近、使っているものやサービスが変わってきていて、これというところに落ち着かない。過渡期だけど、後々のため…
人にすすめられた本。 今まさに、読むべき本だった(いや、もう少し早く読んでおいてもよかった)。リーダーシップを旅に例える、それも「千の顔を持つ英雄」を念頭に置いていて、それだけでも勇気が湧いてくる。 もともと自分はマネジメントが弱いと思って…
www.imdb.com 古い西部劇だが、おもしろかった。 グレゴリー・ペックが演じるジミー・リンゴは、ワイアット・アープと同じくらいに拳銃の腕で伝説のガンマン。30半ばとなり、やや老いた彼に名前をあげようという無鉄砲な若者たちが挑んでくる。 平穏な暮らし…
こういう本と、グレッグ・イーガンとかの少しハードなSFを交互に読んでいるだけで、いくらでも妄想が捗る。そういう時間をもっと作りたい…。 近代以前、神や自然の法が人々の人生に意味を与えていた一方で、人々は力を持たなかった。人類が科学技術を手に入…
tv.apple.com こちらもシーズン1が終わったが、みていてフラストレーションが溜まった。 以下、ネタバレあり。 まず原作と比べ出すともうキリがないが、とにかく不満なのが心理歴史学とハリ・セルダンの扱い。占いか予言のようなものになってしまっている。 …
tv.apple.com シーズン1のラストがとにかく面白かったので、シーズン2も楽しみだったし、シーズン・フィナーレ直前まではとても良かった。 …ただ、シーズン・フィナーレでこけてしまって残念。 以下、ネタバレあり。 マギーへのインタビューで彼女の本でのア…
www.amazon.co.jp Amazon Primeオリジナル作品。 タイムループという仕掛け以外は何もないけど、観終わった後の爽やかな気分はとてもよかった。 以下、ネタバレあり。 理屈っぽく書くと興醒めになってしまうので、ざっくりとした書き方になるが、いつも同じ…
www.imdb.com 何度も書くけど、やはり名作と言われる古典は、それに影響を受けながらより洗練された後世の作品で上書きされていくので、映画そのもので評価してしまうとよくある作品、となってしまう。 が、何といっても本作は1956年の作品で、これがどれほ…
良い映画だった。いわゆる、純粋に映画として評価することが難しい作品ではあるけど…。 以下、ネタバレあり。 主人公であるアブラハムのアルゼンチンからポーランドへのロード・ムービー的な展開で、その中でホロコーストの生き残りである彼の人生における喪…
タイトルはもちろんよく知っていて、何なら何度かみたことあるやろう、くらいに思ってたが、実は今回初見だった。 子供の頃よくテレビでやっていた記憶もあるのだけど、あの頃流行ったパニック映画が嫌いだったことも思い出した。確かにポセイドン・アドベン…
これはすごい掘り出し物だった。 以下、ネタバレあり。 麻薬捜査に失敗し警察内からもお荷物扱いされている麻薬捜査班が、客が来ず潰れたチキン店(監視対象の犯罪組織事務所の近くでこの店を時々利用していた)を買い取る。が、そのチキン店が大繁盛してし…
tv.apple.com シーズン2が終わった。次シーズンで終わることが決まっているので、つなぎのシーズンになるとは分かっていた。 が、皆いい人になっていて、甘いエピソードが多くて、それでも楽しめたがやや食傷気味に…。テッドの心の闇は次のシーズンに向けて…
筆者のウェブに寄せられた、めちゃくちゃ雑な「こうすると、どうなる?」という質問に回答するために、それらを小さな問題に分割し、それぞれの推定に必要な情報や理論を集めて…というプロセスこそが参考になる本だと思う。 筆者自らが描く挿絵もいい味(絵…
古い映画だけど、デンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンが演じる副長と艦長のぶつかり合い、核ミサイルを搭載した潜水艦内での緊迫感ある展開が、おもしろかった。 ヴィゴ・モーテンセンが出ていたとは知らなかった。
tv.apple.com とりあえず第一話を見た時点での感想を。 以下、ネタバレあり。 思ったより原作からいろいろと変えたのだなぁ、という印象。 原作ではハリ・セルダンの心理歴史学の凄さは序盤からも現れていたと思うのだが、本作では結構偶然にも助けられてい…
野球狂の詩は子供の頃大好きなアニメだった。なのでやはり野球狂の詩といえば水原勇気編、ということになる。その後原作も読んだし、アニメの再放送も何度かみたはず。 実写版は斉藤由貴のテレビ版(1985年)もみたと思うが、詳細は記憶にない(最初しかみて…
タイトルは知っていたけど、想像していたものと全く違ってた。原題も"Wait Until Dark"なので、邦題が変なわけでもないけど、語尾の感じが違う感じもする。 盲目のスージー(オードリー・ヘプバーン)が知恵を駆使して、殺しも厭わない冷徹な犯罪者と対決す…
仕事で、会社としてリモートワークとどう向き合うかみたいな検討をしてたこともあって読んでみた。 内容はすでに語り尽くされていることばかりなのだが、この本が2013年に書かれた、というところがやはり驚きだった。 個人的にはリモートワークの方が断然良…
映画をみて、原作を読まないと、ということで。 表題作で、映画の原作でもある「あなたの人生の物語」は映画と違ってテーマが人類と全く異なる言語にあって、それを学ぶルイーズの中で過去から未来に流れるという時間の概念が変化する、というものだった。 …
解説にも書いてあったが、いよいよ平家との戦いが描かれると思っていたら、頼朝に追討されるところまで一気にすっ飛ばされる。 これは原作である義経記自体がそうだから、とのことで、原作とも読み比べてみたい。 相変わらず弁慶がおもしろすぎるし、いろい…
OK牧場(正確には牧場ではないというのは今回知った)の決闘を題材にした古典。 ワイアット・アープがヘンリー・フォンダとは途中まで気づかず。Wikipediaにある史実とはだいぶ違うのだな…と思いつつ、決闘と言いながらどこか全体的に牧歌的な空気が漂うとこ…
そういえばテズとローマンは本作でブライアンの友人という形で登場したのだった、と思い出した。 ただ、デヴォン・アオキが出ていたことは完全に忘れていた。そしてやはり、本作に関わるまで運転経験すらなかったというのは微笑ましい(金持ちだったからか?…
最新作で言及されていたドミニクの昔のエピソードを確認するために見直してみて、この作品の感想を書いていなかったことにも気づいたので、あらためて。 2-3回はみてると思うけど、本シリーズはこの作品からみたのだったか、ひょっとするとTOKYO DRIFTで興味…
wildspeed-official.jp 本当にワンパターンだけど、むしろそれでいいと思える境地に達した。素直に楽しめた。 以下、ネタバレあり。 今回は内紛?のためホブスが出てこないのが残念だったが、そのためかハンが蘇る(笑)。さらにハンが助けたエルという新フ…
もちろんタイトルは知っていたのだが、1950年代の古典というイメージで手を出さずにきた。「三体」の解説で言及されていて気になって読んでみたのだった。 こんなに面白いとは思ってなくて、もっと早く読んでおくべきだった。本作が後世の作品に与えた影響の…
設定が陳腐な上に説明もなく、豪華キャストや綺麗な映像に比べて魂がこもっていないにも程がある。 IMDbのFAQを読んでも、観た人に委ねられていることが多いし、無理に説明していてもこじつけ感ばかり。 以下、ネタバレあり。 同じFAQに「月に囚われた男」の…