幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

戦略

「バカな」と「なるほど」経営成功の決め手!

楠木健氏の「ストーリーとしての競争戦略」や「戦略読書日記」でも紹介されていて、読んでみたかったのだが、当時は廃刊になっていたものが、まさにそういう要望に応える形で復刊されたもの。 タイトルが全てを表しているエッセンス的なものは、そのとおりで…

「経営パワーの危機」

時々こういう本を読んでおかないと、目の前のことだけしか見えなくなってしまう。 書いてあることはどれもよくわかるが、重要なのはそれを実現できるか。それも自分がやれるかどうか、ではなくて、組織としてやれるか、やれる組織を作れるか、ということ。 …

ザ・会社改造 340人からグローバル1万人企業へ

「V字回復の経営」は10年前に読んで、心に火をつけられた。 シリーズ本があることは知っていたが、その「戦略プロフェッショナル」の増補改訂版が本書である。 ちょうど仕事が大きく変わって再び現場に挑むことになり、どうしていこうかと思っていたところだ…

「ストーリーとしての競争戦略」

amazonのレビューの中に辛口なものがチラホラとあったので、少し構えながら読んだのだが、自分にとってはおもしろかったし、役に立てられそうなことが多くあった(ハイライトたくさんつけた)。 確かに目新しいことといえば、戦略の面白さを強調しているとこ…

ジョアン・マグレッタ「エッセンシャル版 マイケル・ポーターの競争戦略」

研修やマーケティングの本で、ポーターの基本戦略や5F分析、バリューチェーンなどはひと通り知っていたつもりだった。 ただ、5F分析にしてもバリューチェーン分析にしても、状況の整理に便利というくらいの認識しかなかったし、差別化戦略にしてもあたりまえ…

「戦略的思考をどう実践するか」

実生活や仕事にすぐ活かせるかどうかは別としても、すごくおもしろかった。 ゲーム理論の本はずいぶん前に読んだ記憶はあったのだが、基本だけ(囚人のジレンマなど)という感じでここまではおもしろいと思わなかった。本書は豊富な応用例が紹介されているお…

日本「半導体」敗戦

日本のメーカーのダメなところというのは、僕なりにも意見はある。けど、ここで書いてるような「何も考えていない」というレベルのダメさというのはありえない。 中の人はトップも含めてみんないろんなことを考えてる。むしろ考えすぎて各論として多くの選択…

クリス・アンダーソン 「フリー <無料>からお金を生みだす新戦略」

手法は新しくないものの、情報処理能力・記憶容量・通信帯域幅の向上が「ビット」のコストを0に近づけたためにバランスが大きく変わってきて、フリーを使ったマーケティングもまた変わってきている。そのあたりをうまくまとめて説明してある。 現状、モノそ…

酒井穣「あたらしい戦略の教科書」

前の「はじめての課長の教科書」の方は耳の痛いところもあってムッとなるところもありながらも、着目点が類書にないものだと感じられた(そういう意味でもタイトルもうまかった)。 この「あたらしい戦略の教科書」については教科書というような包括的なもの…

一橋ビジネスレビュー

昨年の研修中、特に課題のときにはあれこれとヒントを求めてそれまでは立ち読み程度しかしなかったHarvard Business Reviewを買って読んだりしていた。そんなときに偶然本屋でみつけたのがこの一橋ビジネスレビューだ(バックナンバーだったけど)。 もちろ…