幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2010-01-01から1年間の記事一覧

「戦略的思考をどう実践するか」

実生活や仕事にすぐ活かせるかどうかは別としても、すごくおもしろかった。 ゲーム理論の本はずいぶん前に読んだ記憶はあったのだが、基本だけ(囚人のジレンマなど)という感じでここまではおもしろいと思わなかった。本書は豊富な応用例が紹介されているお…

山本精一「プレイグラウンド」

音にしても歌詞にしてもそれほど変わっていないと思うのだが、羅針盤を聴いたときの「この世のものなのか定かでない」感覚がどうしても感じられない。 もちろんいい曲だと思うし、気には言ってるのだけど。 自分の感じ方の方が変わってるのだろうか。

「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」

前の会社を辞めたばかりの先輩のおすすめということで読んだ。 目新しいことが書いてあるわけではない(たいてい目新しいことばかりかいてるのはトンデモ系になってしまう)が、素直に読んでよかったと思えた本だった。 中でも心に残ったのは以下の文。 方法…

The Plan (GALACTICA)

GALACTICAのスピンオフ、というよりはサイロン側視点による総集編に新しいシーンを追加したようなもの。 こういうものが作られるというのは、人気があるということでさらに新しい作品とか作られるといいなと思う。ただストーリー的に続編は難しいとは思うけ…

Chilly Gonzales "Ivory Tower"

1曲目の"Knight Moves"のピアノのイントロで買った。この曲はほんとに好き。 後輩にはチャラいと言われたけど…。

iPhone4ファーストインプレッション

iPhone4、予約してまでは買わないと思ってたけど、今の3Gがあまりに遅いのとマルチタスク機能など新しい機能が使えずアプリを作るにもダメだろう、ということで予約して買った。 梅田のヨドバシで予約して2日後には入荷の連絡が入ったから、以前よりは潤沢に…

青森も暑かった

1週間ちょっと前にまた青森に出張した。 涼しいことを期待してたのだが、青森でも最高気温が30度以上あって暑かった。そのとき関西は35度以上だったらしいので、マシではあったのだろうけど。 今回は、2夜続けていった地元の飲み屋さんで食べた「あわびのう…

ゆれる

なんとなくだけど、この映画はすごくパーソナルなもののように思えた。 田舎の人間関係、親族関係、そして兄弟の葛藤が細かく描写されているのだが、それが監督自身の個人的な想いや経験から強く出ているように感じられた。 その分、自分にとっては共感でき…

永瀬隼介「閃光」

三億円事件は親からきいてて知ってる程度なので、この本を読んでからWikiとかで情報をみて、それなりに捜査線上に浮かんだグループがあったということが意外だった。 それでいて逮捕できなかったということが、グリコ森永事件と同じように人々の想像力をかき…

トゥルー・クライム

話としては、僕が大好きな(何度か書いたかもしれない)、特捜最前線の大滝秀治が余命わずかな服役囚の冤罪をはらすために執念の捜査をするというエピソードに似ててよかった。 ただ、クリント・イーストウッド演じる主人公がどことなく軽くて、作風も重たく…

ファンボーイズ

この仲間たちのアホさに笑って、純粋さに泣ける。おもしろかった。 トレッキーとの戦いもおもしろかったけど、現実には両方好きな人が多いだろうし、そこも狙ってる気がする。 それにしてもウイリアム・シャトナーはネタで出演しすぎ。

GALACTICA完結

シーズン4でとうとう完結した。 シーズン3の途中が少しだれた(長期シリーズ化を意識した?)のが残念だったけど、それ以外は最初から最後までテンションの高さ(ハズレのエピソードが少ない)を保ち、最後も納得だった。 長期シリーズだとハズレのエピソー…

三たび青森

5月に行ってから、7月だけで二度目の青森。 前日東京に用事があったので、羽田から青森へ。 今回は少し時間があって、ようやく観光らしきものができた。 到着した日は津軽半島最北端を目指して片道50km弱のドライブ。海岸線に出たところはこの季節でも風も強…

平野啓一郎「ドーン」

「決壊」よりは文がシンプルになって、よく言えばこなれた印象になった。 内容としては一見サイバーパンクっぽくもあるが、「決壊」での感想にも書いたように著者は今の世の中で起こりつつあることに興味があるのか、より人間に焦点をあてた内容で興味深いも…

島田雅彦「彼岸先生」

おもしろかった。 妄想、とりとめもない考え、学生時代にはこんなことをよく考えてたということを思い出した。 考え続けることは時には苦しいことだったこともある。 この彼岸先生も、はたからみた気楽さとは別の苦しみとも対峙していたことが後半の日記で明…

トップセールス

今さら再放送でみたけど、おもしろくていいドラマだった。 岡野所長(蟹江敬三)が渋すぎて、5話あたりまでは毎回泣けた。最初の1台が売れたところは特に泣けた。 最後の2話で少し失速したのは残念だったけど、自動車・営業、に限らずいろんな人に是非おすす…

平野啓一郎「決壊」

ただストーリーを消費するのではなく、読む行為そのものも楽しめた本だった。 上巻で三島由紀夫(「太陽と鉄」とか)へのオマージュがストレートなところは少し意外だったが、心理描写が深くて読み応えがある。 一方で、ストーリーも今の日本の状況(特に警…

シッコ

前から映画のネタにやたら使われてたアメリカの保険制度。 これだけひどいとわかってて、変えられないというのはここで描かれたような単純な(医師の保身)理由だけなのだろうか? オバマもヘルスケア改革ではかなり苦戦しているということからみても、何か…

チェンジ・リーダーの条件

この本、実は10年前に買って最初の方でおもしろくなくて投げ出してた。 最近、例のドラッカーの「マネジメント」をもとにした本をやたら本屋でみかけて、この本が放置されてるのを思い出して読んだ。 確かに最初の方はあんまりおもしろくなかった。おもしろ…

iPad

むかしむかしに読んだユビキタスコンピューティングの論文にあったPARCのパッド。あるいはスター・トレックのタブレット。 似たものはこれまでもいくつか見てきたけど、重かったり高かったりでがっかりすることが多かった。 iPadがパッドに期待していたレベ…

神宮に馳せ参じる

木、金と東京出張だった。 ちょうど神宮で試合があるのは知ってたけど、どうしようか迷ってた。 でも水曜に高田辞任という緊急事態になって、これは行くしかない!と神宮へ。 永井相手にまったく打てる気配がなく、完封負けを覚悟してたところで相川の3点2塁…

Flying Lotus "Cosmogramma"

ヘッドフォンで聴いてると本当に脳に直接響いてくる感じがして、クセになりそうな音。ただ変な音を並べてるだけに聴こえないのはセンスがよいからだと思う。 ピコピコ系だけど、曲によってボーカルやサックスも入ってたりして雰囲気もかなり違ってて聴いてて…

青森

木、金と青森へ出張だった。 今まで国内で一番北に行ったのが日立か宇都宮あたりだったので、この歳にして今回国内最北端を更新した(それでもまだ北海道にも行ってないなんて…)。 目的地が交通の便の悪いところだったので空港からはレンタカーで移動で、運…

Mono "Hymn to the Immortal Wind"

1枚だけ聴いて気に入ったにも関わらずそれで十分と思って以降追いかけてなかったMono。 いつの間にかオーケストラといっしょにやってるときいて、どうなってるのか聴いてみた。 まあ、方向としてはそれほど変わったわけではないけど甘いメロディが意外ではあ…

財部誠一「中国ゴールドラッシュを狙え」

他の中国関連の本がどういうものなのかわからないけど、「まえがき」に書いてあるほど客観的な本なのかどうかはわからないと思えた。著者の主張の根拠となる情報源が限られたもののように思えたためだ。 ただ、じゃあどこまで調べてあればよいのか、となると…

THIS IS IT

はじめの方の大阪のおばちゃん風の服装に、「リハーサルだからこの衣装?とはいえずーっとこれだと厳しいな…」と思ったものだったが、慣れたのと途中から多少まともな服装に変わったので気にならずにみれた。 本編もそれなりには楽しめたけど、特典映像の計…

アリス・イン・ワンダーランド

家族でみにいった。 娘たちはおもしろかったと言ってたけど、僕はTim Burtonということで期待が大きすぎたか微妙なところだった。 3Dだし子供向けというのはかなり意識したのだと思う。話は一本道でそれしかないというストーリーではある。それならそれでも…

息もできない

サンフンとヨニの主人公二人がすごくよくて、途中までは間違いなく期待通りの映画だった。ただ終盤がちょっと違った。 以下、本当にネタバレあり。 漢江のほとりでサンフンが泣くシーンで第一のクライマックスを迎え(ここは泣きそうになった)、暴力の連鎖…

時速430km

1日だけの会議で無事帰国。 帰国の日は空港に早く着いたので上海市街に行った。 上海マグレブ(リニアモーターカー)で空港から上海市街へ行った。時速430kmは確かに速くて、短い時間だったけどそのまま飛ぶんじゃないかと思えた。対向車とのすれ違いが車両…

中国出張

今日から火曜まで短い期間の中国出張。 関空から上海pudong空港へ。関空の寂しい感じと比べて広くて飛行機もいっぱい。やはり万博開催も近いせいか新しい建物も多くて活気がある。 ホテルは上海から車で2時間くらいかかって疲れたけど、日本企業もいっぱいで…