幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2010-07-17から1日間の記事一覧

平野啓一郎「決壊」

ただストーリーを消費するのではなく、読む行為そのものも楽しめた本だった。 上巻で三島由紀夫(「太陽と鉄」とか)へのオマージュがストレートなところは少し意外だったが、心理描写が深くて読み応えがある。 一方で、ストーリーも今の日本の状況(特に警…