幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

GALACTICA完結

シーズン4でとうとう完結した。 シーズン3の途中が少しだれた(長期シリーズ化を意識した?)のが残念だったけど、それ以外は最初から最後までテンションの高さ(ハズレのエピソードが少ない)を保ち、最後も納得だった。 長期シリーズだとハズレのエピソー…

三たび青森

5月に行ってから、7月だけで二度目の青森。 前日東京に用事があったので、羽田から青森へ。 今回は少し時間があって、ようやく観光らしきものができた。 到着した日は津軽半島最北端を目指して片道50km弱のドライブ。海岸線に出たところはこの季節でも風も強…

平野啓一郎「ドーン」

「決壊」よりは文がシンプルになって、よく言えばこなれた印象になった。 内容としては一見サイバーパンクっぽくもあるが、「決壊」での感想にも書いたように著者は今の世の中で起こりつつあることに興味があるのか、より人間に焦点をあてた内容で興味深いも…

島田雅彦「彼岸先生」

おもしろかった。 妄想、とりとめもない考え、学生時代にはこんなことをよく考えてたということを思い出した。 考え続けることは時には苦しいことだったこともある。 この彼岸先生も、はたからみた気楽さとは別の苦しみとも対峙していたことが後半の日記で明…

トップセールス

今さら再放送でみたけど、おもしろくていいドラマだった。 岡野所長(蟹江敬三)が渋すぎて、5話あたりまでは毎回泣けた。最初の1台が売れたところは特に泣けた。 最後の2話で少し失速したのは残念だったけど、自動車・営業、に限らずいろんな人に是非おすす…

平野啓一郎「決壊」

ただストーリーを消費するのではなく、読む行為そのものも楽しめた本だった。 上巻で三島由紀夫(「太陽と鉄」とか)へのオマージュがストレートなところは少し意外だったが、心理描写が深くて読み応えがある。 一方で、ストーリーも今の日本の状況(特に警…