幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「博士と狂人」

オックスフォード英語大辞典の編纂事業の壮大さにまず驚いた。江戸末期に開始して、昭和初期までかかったとは。 さらに編纂に大きな貢献をした、数奇な運命を生きたアメリカの元軍医の物語にも驚く。 当時のイギリス社会の描写は、日本の同時代のイメージに…

荒野の処刑

これは…マカロニウエスタンなどという生やさしいものではなく、サイケ/ヒッピー/スプラッター的な要素まで入った狂気のファンタジー映画。 よくこんな映画作れたなぁと逆に感心してしまう。 極悪非道のヒッピー野郎や、死者が見えるという半ばサイコな仲間…

ドクトル・ジバゴ

タイトルだけでは普通はみない映画だけど、中学生の頃読んだ北杜夫の「怪盗ジバゴ」のことを久しぶりに思い出したのがきっかけで。 以下、ネタバレあり。 まさに大河ドラマという内容で、流転するロシアという国に翻弄される主人公たちの運命の行方がわから…

真昼の決闘

多分小中学生の頃、みたと思うけど、完全に忘れてた。 後味の悪いラストは、1952年当時はインパクトがあっただろう。 小ネタ的には、フランク・ミラーを待つ3人のガンマンのシーンはウエスタンの冒頭で引用されていたこと、若きリー・ヴァン・クリーフが出て…

Apple Watch 5と睡眠トラッキング

Apple Watch 3を2年ほど使って、もう手放せないものになった。 Apple Watch 4で画面が大きくなって、多くの情報を表示できる文字盤が追加されたのはかなり魅力的で、4は見送ったが、ようやく5を購入した。 ステンレスのピカピカ感も大好きだったので、すごく…

昼下りの情事

ゲイリー・クーパーもオードリー・ヘプバーンも好きな俳優だけど、世代が違うと思ってたので共演していたとは知らなかった。 この頃のこの手の映画と同じく、やはり少女漫画チックな展開で、これだけの歳の差がある二人の恋の駆け引きがやたら不自然に思えて…

Mythic Quest: Raven's Banquet(神話クエスト)

youtu.be Apple TV+オリジナルでは初のコメディーということで、暇つぶし的にみてみた。 初回はかなり微妙な感じだったが、徐々に慣れるのと、盛り上がってくるのとでそれなりに楽しめた。 好きなエピソードはやはり5の"A Dark Quiet Death"。その後のエピソ…

荒野のストレンジャー

クリント・イーストウッドの監督作品としては初期のもの。人間の弱さや正義とは?というテーマにも触れていて後年の作品への展開が垣間見られるところもある。 ただ、途中から、これはペイルライダーと同じなのか?と少し混乱した。 以下、ネタバレあり。 ま…

山田正紀「カムパネルラ」

思っていたものと違うことがいくつかあったけど、先が気になって一気に読んだ(途中、改めて青空文庫版の「銀河鉄道の夜」を読んだけど)。 以下、ネタバレあり。 まず、タイムループものかと思っていたら仮想世界ものだった。そしてもう一つが、まさにその…

ハーフマラソン2020

今年で3回目となる地元のハーフマラソン大会。 今年は天気もよく、昨年の失敗を回避するために早めに自転車で会場着で、高校の同級生との記念撮影もできて余裕を持ってスタートラインに並べた! スタート位置も昨年と同じあたりで、予想通りの展開で、とにか…

シャレード

それなりにハラハラする場面や意外な展開もあったりで、面白かった。 オードリー・ヘプバーンはやはり良いのだけど、ケイリー・グラントのどこにあんなにメロメロになってしまうのかがよくわからない…。

ブログ移転

ということで、ココログからこちらに移転した。 ココログがMovable Type形式でのエクスポートをサポートしていたので、簡単だった。ココログは記事数が多いとエクスポートは予約して完了したら知らせてくれる、という方式。ただ何日待ってもメールは来ず、管…

イコライザー2

ホームセンターで働いている、読書好きのおっさんが、実は…というのが前作のおもしろさだった。 以下、ネタバレあり。 今回はLyftの運転手で同様の話も入っているが、メインは昔の「仲間」との対決。そうなると他のアクション作品との違いがあまりなく、少し…

「アリエリー教授の人生相談室 行動経済学で解決する100の不合理」

行動経済学を思い切り軽い方向に振った本。 おもしろいところもあるけど、「予想どおりに不合理」を読んでおけば、十分かもしれない。

ザ・ウォーク

なんとなくこういうことがあった、というのは知ってたけど、思ったより凄かった。 以下、ネタバレあり。 やはり綱渡りのシーンは、すごい緊張感があって、特に綱の上で寝そべるとか信じられない。 今はなきWTCにも捧げたような映画だった。