幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2015-01-01から1年間の記事一覧

ジョン・レノン、ニューヨーク

ビートルズ時代についてはいろいろな本や映像作品に触れて、それなりに詳しいつもりだけど(「ザ・ビートルズ 解散の真実」は未読だが…)、ソロになってからの各メンバーについてはあまり関心もなかった。 ジョン・レノンについても衝撃的な暗殺事件のことは…

ファッションが教えてくれること

「プラダを着た悪魔」のミランダのモデルと言われる、VOGUE(US)編集長アナ・ウィンターがVOGUE9月号を制作するのに密着したドキュメンタリー映画。 自分の直感に従いながら妥協せずにズバズバとダメ出ししていくところは予想以上にミランダに近かった。 一流…

クレイジー・ハート

ストーリーとしては既視感のあるものだったが、ジェフ・ブリッジスがよかった。若い頃は軽薄な感じ(時代がそうだったとも言えるけど)だったが、渋いダメ中年にイメージチェンジしてて、本作でアカデミー主演男優賞を取ったのも納得できる。翌年のトゥルー…

Apple Music

以前からJazzはもっとたくさん聴いてみたいと思いつつ、昔ロックにハマった頃のような熱心さで深く掘っていく気力はさすがになく、老後の楽しみに…と思ってた。 Apple Musicのお試し期間中にせっかくなのでと、この本を購入して自分が好きそうなJazzをどんど…

パッセンジャーズ

何となく、オチはあの映画と同じじゃないか…と思ってたら当たってた。 以下、ネタバレあり。 それでもあのラストはやっぱり切なすぎる。 シックスセンスが同じ切なさでも孤独であまり救いを感じられないのに対して、こちらは先に死んだ人が迎えに来てくれた…

ワイルド・レンジ 最後の銃撃

この締まりのない甘ったるい感じがいかにもケヴィン・コスナーらしい(監督もしてたとは)。 復讐のためとはいえ人をただ殺すのは殺人だ!というセリフもありながら、終盤は町をあげての悪人殺しに興じてるようにしかみえず、その辺りも何か微妙だった。

her/世界でひとつの彼女

どうせsiriみてパッと思いついた映画でしょう、と思ってたが、ストーリーはともかく映像と音楽、それにスカーレット・ヨハンソンの声(会話)と主演のホアキン・フェニックスがよかった。 ただ映像と音楽は、ここ数年流行の製品のプロモーションビデオっぽす…

ハンガー・ゲーム2

さらに予定調和的だけど、こういう展開を待ってた!前半はかなり退屈だったけど、ラスト近くだけワクワクとして次をみるしかなくなってる…。 フィリップ・シーモア・ホフマンまで出てるし(パルプ・フィクションのアマンダ・プラマーも!)、何気に豪華キャ…

私の中のあなた

出てくる人がみんないい人すぎて、とにかく切ない。ただ泣かせることを狙っただけの映画ではないかと警戒してみたけど、やっぱり泣いてしまう。 以下、ネタバレあり。 本作は原作とエンディングが違うことで物議を醸したようだけど、僕は映画のエンディング…

ハンガー・ゲーム

設定を聞いて「まんまバトルロワイヤルやん!」と思ったが、バトルロワイヤルの方が日常が突如殺人ゲームに変わるという狂気がよく出ていた。 それに比べると本作は最初から非日常的な状況であり、両作の元ネタとも言える「バトルランナー」に近い気がした。…

プロメテウス

リドリー・スコット作品ということ以外まったく予備知識なしでみたが、消化不良と紙一重なまでにいろいろと詰め込んでる感じは好き。 以下、ネタバレあり。 2001年宇宙の旅+エイリアンか〜と思ってたら、まさかエイリアンだとは思わなかったので最後は驚いた…

トロン:レガシー

前作が話題になってたのは中学生の頃。パソコンブームの中、未来を感じさせるものでみたかったけど、結局みてない。 前作をみてたら、もっと楽しめたのかもしれないけど、いまひとつといったところ。ある程度ファンタジーなのは仕方ないとしても展開がマヌケ…

グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ

Kindleで安くなってたので購入したのだが、おもしろかった。 ただ元は2011年の本、今となってはすでに新鮮でないエピソードもあり、当時読んでたらもっとおもしろかっただろうな、と少し後悔した。 Googleが初期の頃から明確に人工知能の会社と定義していた…

ペイチェック 消された記憶

痛恨、これ前にみてた…。しかもその時も最悪という評価。 原作も読んだことだし、改めて感想をと思ったけどやっぱり最悪という評価に変わりはなし(笑) 以下、ネタバレあり。 自分の未来をみて、記憶を消された未来の自分を、謎解きのようなガラクタで巧妙…

トータル・リコール

どうやったら、あの原作と1990年版からこんなにつまらない映画ができるのかが謎すぎた。 映像はいろんな映画の寄せ集めっぽいし、何より世界の行方を左右する出来事があんなにマヌケな感じで起こっていくのが、もうギャグとしか思えない…。

トゥモロー・ワールド

どうせCGいっぱいの綺麗な映像で描くディストピアものだろう、との予想は裏切られた。 ディストピアものでも現代に近くて生々しい描写もあって悪夢のレベル。 以下、ネタばれあり。 産まれないはずの赤ん坊、その希望を中心にどんどん展開していく(まさかジ…

GODZILLA

ジュリエット・ビノシュやブライアン・クランストン、サリー・ホーキング(ちょうどブルージャスミンみたところだった)など、予想以上にキャストが豪華だった。宝田明もカットされたものの出てたとか。 スカッとしない作りはオリジナル重視とも言えそうだが…

アイアン・スカイ<ディレクターズカット版>

この強烈なシニカルさ、やはりアメリカの映画ではない。 何かいろいろとこれはダメなんじゃ…と心配になるところがたくさんあったが、伝えたいことはよく伝わったと思うし、思ってたよりおもしろかった。

フリーダム・ライターズ

むしろこの歳だからなのか、この手の話はやたら刺さる。みてて無性に泣けた。 負の面、正の面あわせて「さすがアメリカ」と思わされる。 さらに驚きだったのがほとんど事実に基づいていること(このサイトが信用できるとしてだけど…)。

ブルージャスミン

さすがウディ・アレン、人間の弱い部分を容赦なく追い込んでいく。それをコミカルに時にシリアスに演じるケイト・ブランシェットがすごくよい。 見所はほぼそこだけという映画だったけど、おもしろかった。

4デイズ

何となく、謎解きとアクションでスカッとするタイプの映画を予想していたのだが…。 以下、ネタバレあり。 悪夢のような拷問シーンにラストの後味の悪さ、完全に予想を裏切られた。 対テロ、というより完全に価値観の違う敵との戦いの難しさとはこういうこと…

やさしい嘘と贈り物

いきなりネタバレありで…。 前半の牧歌的な展開(ところどころ違うと思わせる何かはあったけど)から、後半の切ない展開への流れはまったく予想できてなかった。ヤラれた!という映画。

ツーリスト

テンポよく最後までみれて、おもしろかった。 アンジェリーナ・ジョリーがやや化物っぽくなってたが…。 以下、ネタバレあり。 当然、最初からラストのどんでん返しは予想していたのだが、途中、この映画はそういうトリッキーなものじゃなくてただのロマンス…

ダラス・バイヤーズクラブ

1980年代半ばの実話に基づいた映画。 映画そのものより、やはり主演のマシュー・マコノヒー(マーシャルの奇跡以外ではあまり知らなかったけど)の激ヤセでの演技がすごかった。最後まで誰かわからなかった。

スター・トレックⅥ 未知の世界

TOS映画の最終作。ウォーフの祖父が出てたりというみどころもあるけど、スールー(カトー)が予想外にいいところを持っていった(最初の脚本ではさらに活躍してて、ウィリアム・シャトナーが変更させたとか…)。

スター・トレック ネメシス S.T.X

少しTNG熱が冷めてファーストコンタクト以降の映画は追いかけてなかったので、Star Trekのrebootが公開されたときにTNGの映画はどうなったのだろう?と疑問には思ってた。 以下、ネタバレあり。 これまでジョナサン・フレイクス(ライカー)など内輪で作って…

スター・トレックⅨ 叛乱

今回あらためてジェネレーションズやファーストコンタクトをみてみたら、最初にみたときよりもチープでテレビシリーズの延長という印象だった。 この叛乱も同じ感じで、ある意味安定している。 無駄にピカードとデータが歌を披露するシーンなど、これもテレ…

世界にひとつのプレイブック

アメリカンハッスルでジェニファー・ローレンスにやられたので、同じ監督でキャストもブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、ロバート・デ・ニーロなど近い本作を。 アメリカンハッスルの方が映画としてもよく出来てておもしろかったが、こちら…

千年女優

ストーリーは期待した程ではなかったが、めまぐるしく場面がかわっていく表現はよかった。 やはり好きなパプリカみたいだった。

アンヴィル!~夢を諦めきれない男たち~

何となく夢を追うヘビメタバンドのコメディ系の映画だと思ってみたら、切なすぎる映画だった…。 ヘビメタはあまり聴かないので、当然アンヴィルというバンドは知らなかったが、Apple Musicでみてみるといくつかのアルバムも聴けるようになってた。 ドキュメ…