幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

オール・ユー・ニード・イズ・キル

うまく行くまで何度もやり直すというループものなので、ラン・ローラ・ランとかを思い出した。 本作は、よりビデオゲームをやっているような感覚を強調していて、リタの冷淡な「リセット」と合わせて、コメディ的な要素もあって楽しめた(原作は読んだことな…

ブラック・ウィドウ

marvel.disney.co.jp 外伝的な作品だし、アベンジャーズの作品の間に起こった出来事とのことなので、スパイアクション的なものを予想したのだが…。 以下、ネタバレあり。 思った以上に派手で、この作品だけでみれば良いのだが、こんな派手にやってたら流石に…

TENET

これは…難しすぎた。マルホランド・ドライブ並みだった。 一回観ただけでは絶対にわからないし(もちろん雰囲気はわかるから映画としてストーリーはわかるけど…)、ネット上にある解説を読まないと、詳細まではわからない。そういうパズル的な楽しみ方ができ…

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

95年のオリジナルはかなり昔にみたが、設定のおもしろさを活かしていない残念な作品だった、という記憶だった。が、こちらはおもしろかった。オリジナルも今見直したらおもしろいのかも… 主人公たちがゲームに取り込まれて、それぞれ選んだキャラになってい…

ファイナル・デッドサーキット

ファイナル・デスティネーションシリーズの4作目。 特殊効果のチープなのは、何か頑張っている気がして許せるのだが、CGがチープなのは何か許せない。本作で白けてしまうのは、ネタ切れ感だけでなく、このチープなCGによる部分が大きい。 これは作らなくてよ…

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

前にも書いたが、学生時代の友人の影響で三島由紀夫の作品だけでなく、関連書籍も読んだりしていたこともあって、興味深かった。 いまだに諸説あるだろうが、結局のところ三島由紀夫は何かのために命を懸けるという行為にだけ拘っていて、実はそれが何である…

ジョーカー

まず、この企画が通ったことが驚き。 作品だけみると、社会的にも関心の高い問題を扱った強いメッセージを持つもので、ホアキン・フェニックスの怪演とともに印象的だった。 中でも赤いスーツを着て階段で踊るシーンは、それまでのアーサーと対比してあまり…

エジソンズ・ゲーム

直流と交流の電流戦争を描いた映画で、残念ながらほぼ出来事をなぞっただけという印象。 エジソンの実像も、我々が子供の頃読んだ伝記で描かれているものとはかなり違う、という話は有名だが本作ではそこまで酷くは描かれていない(それでもテスラを騙したり…

グレッグ・イーガン「ディアスポラ」

壮大なハードSFで、ついていくのは大変(ところどころは雰囲気で理解)だったけど、面白かった。順列都市と構成が近い。 人間の記憶や意識をスキャンしてコンピュータ上で走らせる<移入>の世界が当たり前の世界を、ほぼ説明なくグイグイと物語を進めていく…

ファイナル・デスティネーション

2作目と、3作目を見て、やはり1作目も見なければ、ということでようやく見れた。 1作目はXファイルの没ストーリーが元になっているとのことで、続編以降のスプラッター的な要素はほぼなく、サスペンス的な味付けだった。本作のようなものを期待して2作目を見…

メッセージ

テッド・チャンの「息吹」の解説の中でこの映画が紹介されていたので。 以下、ネタバレあり。 原作を読んでいないのでわからないが(「息吹」を読んだ印象ではテッド・チャンはそれほどハードSF路線ではないみたいだし)、SF的な解説はほぼ省かれているので…