作品だけみると、社会的にも関心の高い問題を扱った強いメッセージを持つもので、ホアキン・フェニックスの怪演とともに印象的だった。
中でも赤いスーツを着て階段で踊るシーンは、それまでのアーサーと対比してあまりに怪しく、歴代ジョーカーで一番かっこいいと思えた。
また、本作からはタクシー・ドライバーを思い浮かべるのだが、ロバート・デニーロが出ているのはおもしろい。
ただ、これが新たなバットマンシリーズ、あるいはDCユニバース作品なのか?と考えるとよくわからず(続編の噂もあるようだけど)、そもそもどういう客層を狙ったものなのかとは思ってしまう。