幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

裏切りのサーカス

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原作にハマって、スマイリー3部作全部読んでしまったので、GW中にこの映画を見ようと思っていた。が、なぜかAmazon PrimeでもApple TV+でも配信そのものがなくなってしまってた。

仕方ないのでブルーレイが安くなっていたので、そちらを購入した。

あれだけ中身の濃い原作「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を2時間程度の映画にするのはやはり無理があるので、この映画だけでは原作の魅力の全ては伝わらないとは思う。ただイングランド出身の大物俳優を集結させた豪華なキャストは見応えがあったし、原作の映像化としては最高だった。

スマイリーは原作どおりのイメージの役者(小太りで短足とか原作の描写は厳しい)はいないと思うので、少しカッコ良すぎるがゲイリー・オールドマンは良かった。その他のコントロールジョン・ハート、ビル・ヘイドン/コリン・ファース、パーシー・アレリン(アレラインと発音してた)/トビー・ジョーンズにビーター・ギラム(グイラムと聞こえた)/カンバーバッチ!は、どれもイメージにピッタリで素晴らしかった。

原作ではあまりイメージが浮かばなかったり、イメージが間違っていたのはコニー・サックスとリッキー・ター(アジア系の人物と思い込んでいたが原作を再度確認したら間違いだった)。これも意外な発見で楽しめた。

今回買ったのは廉価版ブルーレイだったが、特典映像はそのまま入っていて、中でも原作者のジョン・ル・カレのインタビューは必見と言うべき内容だった。

1979年のBBCテレビドラマ版があって、そちらではスマイリーをあのアレック・ギネスが演じていたとのことで、ぜひみてみたい(ゲイリー・オールドマンはこれの大ファンでその時間には予定を入れなかったとのこと)。