スマイリー3部作の続編、ただし38年後に書かれたもので作中の時間も同じくらいの時が過ぎている。
訳者あとがきを読んでから、しまった!と思ったのが本作は当然スマイリー3部作の続編なのだが、それだけでなく「寒い国から帰ってきたスパイ」の後日譚となっていたのだった。
映画は観たけど、そこまで細かいところは覚えていなかったので、先に原作を読んでからこちらを読むべきだった…。
以下、ネタバレあり。
読みにくさは相変わらずだが、最近書かれたものでもあり、これまで読んだ中では登場人物それぞれがわかりやすかった気がする。
変わらないピーター・ギラムの見境のなさ(笑)は良い。