幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2019-01-01から1年間の記事一覧

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

例によって映画として評価しにくい作品。 結局のところ真相は本人以外にはわからないし(司法取引とかの駆け引きもあったようだし)、わかったとしてその罪を裁くでもなくただ興味の対象として消費することに変わりはない。自分も当時、このニュースにはまさ…

アルカトラズからの脱出

クリント・イーストウッド作品ということで。前にみたかもしれないけど…。 いわゆる脱獄ものというジャンルの古典なのだろう。ただ実話をもとにしているというところが面白い。 厳しいとか言いながら、結構いろんなことができることが意外だった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け

前作「最後のジェダイ」を映画館でみたあとの感想はポジティブだったのに、あとでBDを購入してみたときにはやはり最悪の作品!と評価が完全に覆った。 なので、今作の映画館でみたあとの感想も後から変わってしまうのかもしれないけど…。 以下、ネタバレあり…

「ピボット・ストラテジー」

結構期待しただけ、読みながら腹が立ち、読み終わってガッカリした。 こんな、アクセンチュアコンサルのショーケースみたいな本をなぜ金を払って読まないといけないのか…。 基本的なことしか書いてなくて、詳しくはアクセンチュアまで、みたいな本。 フレー…

ザ・モーニングショー シーズン1終了

シーズン1が終了した。 以下、ネタバレあり。 シーズン後半は物語が動いて、次のエピソードが待ち遠しかったが、それでもこの最終話は予想できなかった! 今のところIMDbのレビューで9.8/10というのも凄い。 ブラッドリーを演じるリース・ウィザースプーンは…

キャスパー

結構日本でもプロモーションをしっかりやっていたためか、タイトルとこのキャスパーの顔はしっかりと記憶に残っていた。 ただ、どうせ子供向けだろうと、怖いもの見たさ的にみたのだがいろいろと裏切られた。 まず、自分の記憶ではこれは高校の頃、1980年代…

レッド・サン

三船敏郎、アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソンが競演する西部劇。 豪華なキャストに見合うアクションを!と頑張ろうとしすぎたのか、ストーリーがめちゃくちゃでドタバタ劇になってしまった。ただ、この雰囲気、オビワン・ケノービ役をオファーされた三…

阿修羅のごとく

「あ・うん」はみていた(というより家のテレビでかかってたという)記憶があって、自分のTVドラマの原体験のように思っていた。それで向田邦子作品には関心があったのだが、これはさすがにみてなかったと思う。 1, 2話は何となく、古いホームドラマをみてる…

パリの恋人

オードリー・ヘプバーンがとにかく可愛い。フレッド・アステアはやはり相手役として歳が気になる…。 ストーリーはわかりやすくて、全体的に昔の少女漫画っぽい。 怪しいカフェがヒッピーのはしりみたいな感じで興味深かった。

「ミャンマーの柳生一族」

ミャンマーを日本の江戸時代の政治状況に喩えている部分は、やや滑り気味だと思うが、それでもミャンマーについては色々と学ぶことができるし、ミャンマーの人々の魅力が伝わってくる。 例え鎖国していても、国内に多種多様な文化があるから、逆に外国人に対…

「外資系コンサルの知的生産術」

タイトルから敬遠していたけど、prime readingにあったので読んでみた。 前半は良いこと(若手向けとのことだけど、この歳で読んでも改めて確認できることが多い)が書いてあった。 ただ、全体的に引用や事例紹介が雑すぎる。どれか忘れたけど明らかに間違い…

暁の用心棒

タイトルからして、もちろん期待としてはB級マカロニウエスタンで、まさにそういう映画だったのでそこそこ満足できた。 マカロニウエスタンは音楽こそが重要だと思うが、本作品の音楽は悪くないけど微妙にツボを外してる気がするのと、ほぼ2曲しかないものが…

12人の怒れる男

かなり昔に観て、ストーリーもそうだし、この構成(登場人物、場面)にもすごく感動した作品。 またテレビで放送されるだろう、と思っているうちに二度と観る機会もなく(モノクロ作品はもうテレビではやらないのか)、忘れかけていたところBlu-ray版が出て…

終電車

カトリーヌ・ドヌーヴ目当てで観たが、ドヌーヴ以外あまり心に刺さるものがなかった。 ラストからも、結局描きたかったものはドヌーヴ演じるマリオンなのだと思うのだが、あまりそこが深く掘り下げられたと感じられなかったのが不満だった。

Apple TV+ 「ザ・モーニングショー」

購入したiPad miniについてきたApple TV+の1年間無料視聴。 あまり興味もなく、今一つどんなサービスなのかもよくわからなかったが、とりあえずローンチタイトルであのFriendsのジェニファー・アニストンが出てる「ザ・モーニングショー」を観てみた。 ロー…

「なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則」

結局のところ、同じことをやってもうまくいく、いかない場合があるのだし、もっと詳細に踏み込んで説明しないとあまり参考にならない。 取材元の許可など限界はあるのだろうけど、これはちょっと残念。 その点、何人か取材に応じた元社長の言葉は、貴重だっ…

平野啓一郎「ある男」

「ある男」の数奇な運命を軸にしたストーリーに引き込まれ、その過程で今の日本の問題が描き出されていく。 ただ、そんな浅い話にとどまらず、著者のライフワーク的な人間のアイデンティティとは何か?という根本的な問いに対して、その人の過去という切り口…

運び屋

この映画に泣ける年齢に達した、ということを認めたくない作品。 もちろんクリント・イーストウッド作品を追いかける中で重要な作品だと思う。 「グラン・トリノ」のウォルトや他、クリント・イーストウッドが演じてきたキャラクター - いや結局のところクリ…

「PIXAR 世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話」

とにかくよくできたストーリーで、結果がわかっているとはいえハラハラドキドキしたり感動したりした。ビジネス書としても勉強になるところもあるし、本当にオススメの1冊。 出てくる人たちが皆めちゃくちゃ優秀で、それもその道のプロとして優秀というだけ…

ブレードランナー2049

ちょうど少し前に「デンジャラス・デイズ」を観て、ブレードランナー製作時のリドリー・スコットと制作会社との間での対立(なので色々なバージョンが生まれた)や、限られた予算(完全にオーバーしてたみたいだけど)であの視覚効果を作り出したことなどが…

グレッグ・イーガン「ひとりっ子」

グレッグ・イーガンの短編集。 以下、ネタバレあり。 最初の「行動原理」が一番よかった。 恋人を殺した人間に復讐するため、人間は肉の塊に過ぎないという信念を生じさせるインプラントを使用した主人公。仇を何なく殺すことができたが、亡くなった恋人に対…

「THE ONE DEVICE」

iPhoneの開発ストーリー的なもの、特にその商品コンセプトはどこから(もちろんスマートフォンというコンセプト自体は相当前から多くあったことはわかった上で)来たのかには興味がある。 「スティーブ・・ジョブズ」(今、このブログに感想を上げていないこ…

The Boys

Amazonオリジナルのテレビ作品。 あれだけマーベル映画見てるのだから、当然オススメされた。 パロディっぽいのはそれほど観たくないし、このタイトルの画が気持ち悪くてしばらく避けてたのだが、観てしまった。 以下、ネタバレあり。 R18でやはり色々とエグ…

「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記」

僕の世代のプロ野球ファンなら「プロ野球ニュースの佐々木信也」は絶対に知っているが、佐々木信也が所属していた高橋ユニオンズのことは、名前程度しか知らないだろう。 わずか3年しか存在しなかった高橋ユニオンズを扱った本書は、プロ野球好きにはたまら…

「PRINCIPLES(プリンシプルズ) 人生と仕事の原則」

参考になることがたくさん書かれていて、読むのは大変だったが本当に良い本だった。著者が記すPRINCIPLES「原則」は個人的なものから、会社としてのものまで多岐にわたる。 個人的なところでは、(一応自分で発見したつもりでいたのだけど(笑))まさに「螺旋…

「自叙伝 ジャン=リュック・ピカード」

全くの偶然で見つけた本だったが、これを読まない人生は考えられない(笑)と思うほど楽しめた。 本書は、スタートレック・ネクストジェネレーション(TNG)の主人公であるジャン=リュック・ピカードが書いた自叙伝というフィクションなのだが、著者はスター…

アメリカの友人

読んだ本や映画で引用された別の本や音楽、映画、また映画の原作など、に興味を持って、それがきっかけで良いものに出会ったりするのは本当に幸せなことだ。 本作は思いがけないことから、意外に知らなかったことを発見して、トータルで楽しい体験となった。…

アンドロメダ…

1971年の映画で、B級SF作品を予想してみたのだが、完全に期待を裏切られた。もちろんSF作品でもあり荒唐無稽な部分もあるのだが、リアリティとそれを組み合わせた世界観がとても硬質なもので最後まで醒めることなくストーリーに入り込めた。 見終わって知っ…

ソーシャルメディアの“掃除屋”たち

NHKのBS世界のドキュメンタリーでみた。見終わった時、絶望感と怒りの入り混じった感情が残った。 本ドキュメンタリーは、ソーシャルメディアに投稿される有害コンテンツを削除する仕事をしているコンテンツ・モデレータと、それを取り巻くソーシャルメディ…

MAMORIO

僕は長財布を使っているが、これをよく落とす。 (1)今まで完全に落としたことが2回、幸いどちらも落としたところがわかって無事戻ってきた。 それ以外にも(2)椅子に座ってる時に気づいたら落ちてて他の人に拾ってもらったり、というのもある。 さらに移動中…