幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

MAMORIO

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僕は長財布を使っているが、これをよく落とす。

(1)今まで完全に落としたことが2回、幸いどちらも落としたところがわかって無事戻ってきた。 それ以外にも(2)椅子に座ってる時に気づいたら落ちてて他の人に拾ってもらったり、というのもある。 さらに移動中はカバンに入れていることが多いのだが、(3)カバンの中がゴチャゴチャしてて財布を見失って、落としたのかも!と焦って駅で店を広げる、ということもある。

一度短い財布にしてたのだが、やはりモノとして長財布の方が好きなのだと思う。 (ただ最近はキャッシュレスの便利さにハマっているので、次はめちゃくちゃ小さい財布にしようと考えている。)

そんな時に、以前から知ってはいたが(さらに以前には、仕事でこういうものを作ろう!という話をしていたこともあった)様子見をしていたMAMORIOが新聞にも紹介されていて、使えるレベルになったのか?と思い試してみることにした。

まず、MAMORIOBluetoothのタグなのだが、ここまで小さくなったのか、というのは感心した。財布の中に入れても気にならない。1円玉が2個くらいという感覚か。 iPhoneアプリをダウンロードして、MAMORIOとの紐付けなどのセットアップも、そこそここなれているとは思ったが、電波が思った以上に弱く、ちゃんと近づけているのに、1度で認識されなかった。

迷うのが「通知のタイミング」設定。Bluetoothで一定間隔で通信して通信が途切れればiPhoneMAMORIOが離れたと判断するのだが、当然不安定な電波のこと、一度で離れたと判断するとしょっちゅう誤ったアラートが出るので、このあたりを調整する設定だ。 この設定によって動作がどのように変わるのかがわからない。ある一定時間連続して電波が途絶していたら、離れたというアラートを出すのはわかるし、その時間を設定するというのもわかる。ただ、例えば最初に途絶を検知した時に通信頻度を変えるのかどうか、それがこの設定とどう連動するのかどうかなども知りたい。バッテリ消費とのトレードオフがあるからこのような設定があるのだと思うし。

さらによくわからないのが「自動調節」。電波が途絶した時に本当に離れているかどうかを聞いてきて、それに答えていくと自動調整(学習)してくれるとのことだが、先の動作の仕組みがわからないのですごく気持ち悪い。 なぜこれが不満かというと、期待に対して、バッテリの消費が思ったより激しく、また検出されるまでの時間が長い(遅い)からだ。もう少し良いバランスの設定がないかやってみてはいるが、まだ見つかっていない。1時間後くらいにMAMORIOが離れたと言われても、それは遅すぎるし…。

なので現状は先の(1)と(3)は対応できそうだが、(1)のパターンも落としたポイントが絞り込めるかは疑問がある。 MAMORIOユーザが増えて、それらのユーザを通して自分のMAMORIO(財布)の場所がわかるようになる、というのが理想的な状況なのだろうけど(Appleが提供しようとしている"Find My"のように)、MAMORIOだけでそこまでなるのは難しそう。 1ヶ月くらい使っているが、まだ財布を実際には落としていないから不満が目立つのかもしれない。とりあえずお守りと思って財布に入れている。