幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

島田雅彦「彼岸先生」

彼岸先生 (新潮文庫)おもしろかった。 妄想、とりとめもない考え、学生時代にはこんなことをよく考えてたということを思い出した。 考え続けることは時には苦しいことだったこともある。 この彼岸先生も、はたからみた気楽さとは別の苦しみとも対峙していたことが後半の日記で明かされる。 この前「定年したら何をするか」ときかれて、テレビ見たり、本読んだり、映画見たり…とダラダラ過ごしたいと答えたものの、きっとすぐに飽きてしまうのだろうな…と思った。 思索を趣味にするような生き方にも憧れてたが、自分にはたぶん無理かな