幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

アリス・イン・ワンダーランド


家族でみにいった。 娘たちはおもしろかったと言ってたけど、僕はTim Burtonということで期待が大きすぎたか微妙なところだった。 3Dだし子供向けというのはかなり意識したのだと思う。話は一本道でそれしかないというストーリーではある。それならそれでもっとスッキリと作れた気がするのだが、欲張ってそれ以外の要素も入れようとしたのか3D的にみせたいカットが落とせなかったのか、途中でだれてしまう。 また、欲をいえば白の女王ももう少し何とかならんかったのかとも思えた。それこそ吹替版の声をしてた深キョンがそのまま出た方が、もっと変でよかったのに…。 それ以外では、マッドハッターとかTim Burtonの世界が炸裂してて楽しめた映画だと思う。 3DについてはRealD方式だった(メガネは持ち帰りで、特典ポーチが付いてた)が、前に何かの展示会でみたのと同じで、平面が何階層かあるという立体感は得られるが人の鼻の高さとかは立体的には感じられなかった。 ただ、それで3Dなんて必要ないかというと、それは違うと思う。カラー化、ステレオ化、高精細化とリアルに近づいたものを一度体験すると戻れなくなるのは確かだ。 今後自然な方法で自然な立体感が得られるような方式が出てくるのを楽しみに待ちたい。