幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

iPad

4674795610_6facca0b27_o むかしむかしに読んだユビキタスコンピューティングの論文にあったPARCのパッド。あるいはスター・トレックタブレット

似たものはこれまでもいくつか見てきたけど、重かったり高かったりでがっかりすることが多かった。

 

iPadがパッドに期待していたレベルだとは思ってないけど、そういうものを実際に使った時にどんな感じがするのかということを試したかったのと、調べごとにもインターネットをよく使う娘たちにも便利では?と思ったのとで買った。

 

まず、よく言われるように基本的にはデカイiPhoneなので、iPhoneをさわっているとiPadで驚くようなことはそれほどはない。あと、確かに思ったより重たい。

iPhoneの定番アプリでもiPad対応していないものも多く、天気予報アプリはまだいいのが見つかってない。

 

それでもマップ(娘は最初これが気に入ってずーっと親戚や遠くに引っ越した友達の家とか探してた)やSafariiPadだと日経電子版を一応使おうと思えるほど)の快適さ、株価のBloomberg iPad版の大げさなまでの情報の詰め込み方とか、iPhoneとは違う感覚が楽しい。

 

普通の本はまだ読みたいものがないのと、やはり持ち歩くつもりじゃないのと家族で使うのとで、iPadでは読まないかも。

意外に読んでみたいと思ったのは雑誌類。講談社の南ア・ワールドカップDaily Magazineは操作性は気になったけど写真も綺麗にみれて眺めてるだけでもよいし、有料のWIREDは評判通りよくできてて、これくらいの感じで読めるのだったら他にも紙で買ってる雑誌もこれでいいかなと思えるほど(まずは日経電子版にがんばってほしい)。

広告もインタラクティブなものが多くて、画面を回転させる仕掛けのものとかもおもしろい。

 

昔のマルチメディアブームと同じじゃないの?という記事もどこかでみたけど、あのときはPCを立ち上げる時間や画面の解像度や動作速度など、別の障壁も大きかったように思う。もちろんコッテリとしたインタラクティブな仕掛けは読む方も疲れるだろうからもっとこなれてくるとは思うけど。

 

今の段階でも概ね満足だけれど、やはり残念なのはFlashが使えないこと。これさえどうにかなってくれれば気軽にインターネットをするデバイスとしてはほぼ完璧だと思える(パソコンの代わりにはならないと思う)。

あとは家族で共用するためのマルチユーザ対応が欲しい。

 

iPhone 3Gの最初の頃を思うと意外と安定しているが、アップデートには期待したい。