幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2021-01-01から1年間の記事一覧

ジュマンジ/ネクスト・レベル

前作が結構おもしろかったので、少し期待しすぎたかも。前作とゲームに入る人たちも基本同じなので、同じフォーマットで少し内容を変えた、という感じで物足りなかった。 次作の構想もあるとのことなので、今度は違うフォーマットでみたい。 …というか、ラス…

オール・ユー・ニード・イズ・キル

うまく行くまで何度もやり直すというループものなので、ラン・ローラ・ランとかを思い出した。 本作は、よりビデオゲームをやっているような感覚を強調していて、リタの冷淡な「リセット」と合わせて、コメディ的な要素もあって楽しめた(原作は読んだことな…

ブラック・ウィドウ

marvel.disney.co.jp 外伝的な作品だし、アベンジャーズの作品の間に起こった出来事とのことなので、スパイアクション的なものを予想したのだが…。 以下、ネタバレあり。 思った以上に派手で、この作品だけでみれば良いのだが、こんな派手にやってたら流石に…

TENET

これは…難しすぎた。マルホランド・ドライブ並みだった。 一回観ただけでは絶対にわからないし(もちろん雰囲気はわかるから映画としてストーリーはわかるけど…)、ネット上にある解説を読まないと、詳細まではわからない。そういうパズル的な楽しみ方ができ…

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

95年のオリジナルはかなり昔にみたが、設定のおもしろさを活かしていない残念な作品だった、という記憶だった。が、こちらはおもしろかった。オリジナルも今見直したらおもしろいのかも… 主人公たちがゲームに取り込まれて、それぞれ選んだキャラになってい…

ファイナル・デッドサーキット

ファイナル・デスティネーションシリーズの4作目。 特殊効果のチープなのは、何か頑張っている気がして許せるのだが、CGがチープなのは何か許せない。本作で白けてしまうのは、ネタ切れ感だけでなく、このチープなCGによる部分が大きい。 これは作らなくてよ…

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実

前にも書いたが、学生時代の友人の影響で三島由紀夫の作品だけでなく、関連書籍も読んだりしていたこともあって、興味深かった。 いまだに諸説あるだろうが、結局のところ三島由紀夫は何かのために命を懸けるという行為にだけ拘っていて、実はそれが何である…

ジョーカー

まず、この企画が通ったことが驚き。 作品だけみると、社会的にも関心の高い問題を扱った強いメッセージを持つもので、ホアキン・フェニックスの怪演とともに印象的だった。 中でも赤いスーツを着て階段で踊るシーンは、それまでのアーサーと対比してあまり…

エジソンズ・ゲーム

直流と交流の電流戦争を描いた映画で、残念ながらほぼ出来事をなぞっただけという印象。 エジソンの実像も、我々が子供の頃読んだ伝記で描かれているものとはかなり違う、という話は有名だが本作ではそこまで酷くは描かれていない(それでもテスラを騙したり…

グレッグ・イーガン「ディアスポラ」

壮大なハードSFで、ついていくのは大変(ところどころは雰囲気で理解)だったけど、面白かった。順列都市と構成が近い。 人間の記憶や意識をスキャンしてコンピュータ上で走らせる<移入>の世界が当たり前の世界を、ほぼ説明なくグイグイと物語を進めていく…

ファイナル・デスティネーション

2作目と、3作目を見て、やはり1作目も見なければ、ということでようやく見れた。 1作目はXファイルの没ストーリーが元になっているとのことで、続編以降のスプラッター的な要素はほぼなく、サスペンス的な味付けだった。本作のようなものを期待して2作目を見…

メッセージ

テッド・チャンの「息吹」の解説の中でこの映画が紹介されていたので。 以下、ネタバレあり。 原作を読んでいないのでわからないが(「息吹」を読んだ印象ではテッド・チャンはそれほどハードSF路線ではないみたいだし)、SF的な解説はほぼ省かれているので…

テッド・チャン「息吹」

レビューが相当に良かったので、かなり期待したのだが、ラストの「不安は自由のめまい」がなければ、期待外れだった。 好みによると思うが、どれも仕掛けもストーリーも期待したものに比べて小さくて、物足りない。 ただ、ラストの「不安は自由のめまい」は…

ゴーストバスターズ(リメイク)

もちろんあの曲が流行りまくった(といっても好んで聴いていた人がいたというより、とにかくあちこちでかかりまくってた感じか)時代をよく知っている世代ではあるが、オリジナルに思い入れはほぼないので、抵抗感なくみれたし、そもそも期待も高くなかった…

ダーティハリー5

ダーティハリーシリーズ最終作なので、面白くなかったのだろうな、と思ってみたら意外に面白かった。 ラジコンカーとのカーチェイスはラジコンカー凄すぎやろう(爆弾積んでてあのスピードとか電池とか…)と突っ込みながらも、まあいいかという感じで楽しめ…

アリー/スター誕生

ブラッドリー・クーパー監督作というのは最後に知ったが、なぜこの映画を撮ろうと思ったのか?自伝的な何かなのか…。 それがわからなかったので、日本の若者向けコミックのような展開に思えてしまってやや期待外れだった。 それこそ、アリーが哀れな男を踏み…

ダーティハリー4

そう、本作こそ記憶にあるダーティハリーという映画のイメージだった。ダーティハリー2で法に則って裁くべきと言っていたことは完全に忘れている。 武器を持たない者も含めて悪人一味を皆殺しにして、最後はその一味に復讐を繰り返していた女性の罪を、殺し…

「三体Ⅲ 死神永生」

前作のラストがあまりに素晴らしくて、続編なんて成立するのか?でもさらにすごいらしい…と1年近く待ちわびてとうとう完結作を読んでしまった。 以下、ネタバレあり。 前作で羅輯が繰り出した一手によって成立した抑止紀元。羅輯から程心に執剣者の地位が継…

天地創造

旧約聖書の創世記を映像化した作品。 アダムとイブとか、ノアの箱舟、バベルの塔とか、学校で習ったわけではないと思うけど、日本人でも何となく話を知っているのは不思議だけど、それらが映像化されている。 こういう話だったのか、という発見もあってそれ…

ダーティハリー3

今さらだけど、ネタバレあり。 ハリーの相棒はみんな死ぬけど、今回は大丈夫なのでは?と思ったのに…。何とか頑張っていた新米刑事のケイトが死んでしまうとは思わなかったので、とんでもなく後味が悪かった。 この後味の悪さはどこかで…と思ったら、「ミリ…

ダーティハリー2

1よりはこちらの方が好きかな。 昔のイメージではハリー・キャラハンこそが、この自警暗殺団のようなポジションにいると思っていて、法を守ることを説いているのが意外だった。 それにしても無理矢理な?ハリーのモテっぷりが意味不明(笑)

LEGOムービー

最初まさかクレイアニメ?と思ってしまうほど、本物のLEGOが動いているようで、それに感心した。また、レゴ好きなら馴染みのある部品がたくさん出てくるのもおもしろかった。 以下、ネタバレあり。 やはりスターウォーズからは出てこないのか、と思ってたら…

フリーソロ

El CapitanはMacOS 10.11の名前になっていて、画像では知ってたけど、こんなにデカいとはわからなかった。 それをロープ等の装備なしで登るというのは危険だろうとはすぐにわかるけど、実際のクライミングのシーンを見るまで、これが完全に狂気の行為だとは…

「詰むや、詰まざるや 森・西武 vs 野村・ヤクルトの2年間」

今でも一番面白かった日本シリーズは92年のヤクルトスワローズ-西武ライオンズのシリーズだと思っているし、中でも第6戦のハラハラドキドキ感は、やはりベスト3には入る試合だと思っている。 あまりに弱くて、応援している自分が惨めになって病みかけたほど…

バリー・リンドン

ストーリーはもともと長い小説を映画の長さに凝縮したとのことで、ナレーションで一気に話が進むなど、ダイジェスト的な印象。 それでもキューブリックの映像へのこだわりが楽しめる作品だった。照明は蝋燭の光だけで撮影したということで、凝った衣装と合わ…

ムトゥ 踊るマハラジャ

ロボットをみて、ボリウッド映画はこれで十分と思ったが、元祖とも言える本作もおもしろかった。今さらだけど…。 作りはロボットに比べると人手とお金はかかっていそうだけど、技術的には稚拙でカットも素人っぽくて、自分たちの高校の文化祭で作った映画を…

地獄への道

日本では無名だけどアメリカでは有名らしい、西部開拓時代の伝説のアウトロー、ジェシー・ジェイムズの映画。 どこまで実話かはわからないが、正義感から悪に落ちていく過程があっさりとしていて、ジェシー・ジェイムズの一生を紹介した映像、という感じ。 …

グリーンブック

だいたいこんな映画だろうと思ってた、ほぼその通りだったのだが、それでもすごく良い映画だった。 まず、ちょっといい人すぎな気もするけど、主人公のトニー(演じていたのがロード・オブ・ザ・リングのアラゴルンのヴィゴ・モーテンセンだったというのは最…

笑の大学

舞台版の方が圧倒的に面白い、というレビューが多いが、映画だけ観ても十分楽しめた。 稲垣吾郎が演じる作家のプロ根性と、それに感銘を受けて引き込まれていく役所広司演じる検閲官。 その二人の交流と、自身の仕事の意義を信じる作家と、迷いが感じられる…

ときめきに死す

高校の頃からみたいと思いつつ、忘れていた作品。 ようやく観れた。とはいえ、やはり今となってはあの頃の森田芳光作品への憧れもなく、あの頃観ておくべきだった作品だと改めて思った。 沢田研二が何か惜しい気がした。当時は凄いキャストだと思った記憶が…