幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

2021-01-01から1年間の記事一覧

「共感経営」

ちょっと後付け感が強すぎて、途中で読むのが疲れてしまった。「物語り」とあえて書く理由とか、言葉遊びのようで刺さらなかった。 ただ、成功事例の解説は後付けであっても、読むと気持ちが盛り上がった。

町田康「湖畔の愛」

これは…町田康作品だとわかっていても、やはり怪作というしかないような一冊だった。 タイトルやホテルを舞台にしたオムニバス的な構成で、普通だったらちょっといい話が並ぶところ。 が、当然どこかおかしな客に(そもそもホテル側にも破天荒なスカ爺のよう…

イースター・パレード

フレッド・アステアのダンスが楽しめる作品。ストーリーはあるようなないような。 ただ、ダンスだけではなく映像が華やかでカメラワークも当時(1948年)の作品にしては凝っていて、映画としても見所はあった。

男はつらいよ お帰り寅さん

ようやく50作まできた(途中1作飛んでいるので、それをみてコンプリートだけど)。 満男と泉が結婚していないことはネタバレ的に知ってしまっていたので、本来あるべき世界(渥美清が死ななかった時のシリーズ完結)が狂ってしまったということを見てしまう…

ウエストワールド

本作を元に作られたテレビシリーズにハマっていたこともあって、是非みたいと思っていた作品。 マイケル・クライトンの作品だったとは知らず、そうわかってみるとジュラシック・パークと同じパターンだった。 ロボットの制御が効かなくなるところまでは、か…

ハン・ソロ

公開当時からあまり興味がなく、ほとんど気にかけていなかったが、テレビでやっていたので。 スターウォーズファンへのサービスと、そうでない層も獲得することを両立しようとしたら、予想どおりこんな感じになるのだろうな、という作品だった。 悪くはない…

男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの恋 特別篇

第49作(1997年)、と言っても満男の思い出として「ハイビスカスの恋」を再構成した作品。あらためて、もう寅さんの新作はないのだと寂しい気持ちに。 八代亜紀のタイトル曲や、オーケストラで豪華になったBGMはどれも違和感があった。 営業として全国をまわ…

男はつらいよ 寅次郎紅の花

1995年、第48作。阪神淡路大震災の年だったか。偶然神戸にいた寅さんがボランティアに参加していて、テレビに偶然映る(現地を視察する村山首相とともに)という場面がある。 これが実質最後の作品なので、観る前から泣きそうな気分だった。 泉(後藤久美子…

男はつらいよ 拝啓車寅次郎様

1994年、第47作。 マドンナはかたせ梨乃。ただ最初からハードルは高すぎて、まさに淡い恋のまま終わってしまった感じ。 満男には牧瀬里穂で、今回の寅さんからの「くたびれたなんていうのは何十編も失恋した男の言う言葉なんだよ…(略)…燃えるような恋をし…

スター・トレック:ローワー・デッキ

www.amazon.co.jp スター・トレックの高尚な世界観に明らかにそぐわない画だし、エピソード1の冒頭のブラックさにも引いてしまう…。 が、ストーリーは意外にまともだし、むしろ「エンタープライズなんて伝説」みたいなノリの方が、他のフランチャイズ作品に…

男はつらいよ 寅次郎の縁談

1993年、第46作。満男もとうとう就職だが、まさに就職氷河期で苦労している。 松坂慶子が2回目のマドンナを演じていて、また関西の人という設定で、本当に関西弁が残念。前作でも違和感があったので、違う地域にすればよかったのに。 今作は、寅さんだけでな…

SHOE DOG 靴にすべてを。

NHKの番組でこの本をもとにしたドキュメンタリーをやっていて、すごく面白かったので。 前半は、少しファンタジー・自己陶酔っぽい描写に戸惑いながら(レイ・クロックの自伝と同じ雰囲気だ)も、正社員1号のジョンソンの狂気から目を離すことができず(絶対…

男はつらいよ 寅次郎の青春

1992年、第45作。バブル崩壊の不景気が話題に。 やはり寅さんの恋愛話はメインにならず。風吹ジュン演じるマドンナ蝶子に対する寅さんの想いはよくわからず。 ただ、泉とバッタリ出会ったところで、コケて足が折れたかも…という咄嗟の演技?は以前もやった仮…

ザ・サークル

Googleのサービスがいつの間にか公開がデフォルトになっていて…という事件?があった時にも、それこそGoogleがGmailの内容を皆がシェアできるようにと全て公開することだってありえるな、と思っていたので、以前であれば本作で扱う内容は関心があったのだが。…

男はつらいよ 寅次郎の告白

1991年作品、第44作ということで残り6本。 なぜ吉田日出子?というのがよくわからなかった。昔は別として今は寅次郎にとってそこまでの魅力はなかった、という描かれ方で、すごい後味が悪かった。 満男と泉については青臭い話で、満男も寅さんのことがよくわ…

野獣教師

www.imdb.com なぜこれを観ようと思ったのだろう?と観ている途中で疑問を感じるくらいの、いろいろとユルイB級映画。 もっと最初からバイオレンス全開の展開なのかと思ったが、前半は傭兵の主人公がベトナムの体験をもとに生徒たちに語りかけるなど、熱血教…

ゴーン・ガール

ベン・アフレック、やはり最低やなぁ〜(褒め言葉)という展開が楽しかった。が、ストーリーは期待したほどではなかった。 以下、ネタバレあり。 音楽も含めた不穏な雰囲気はやはりデヴィッド・フィンチャー作品でよかったし、ロザムンド・パイクの途中でど…

男はつらいよ 寅次郎の休日

1990年作品。満男は無事大学生になっていた。 今回のマドンナは泉(後藤久美子)の母親として前作から出ている夏木マリ。 久しぶりに寅さんの恋愛か?(博から「恋愛至上主義」と言われたのは笑った)と期待したが、早い段階からはぐらかして距離を置いてお…

パラサイト 半地下の家族

アカデミー作品賞ということで社会問題とのリンクが注目されたし、自分もそういう作品なのかな、と思いながら観たのだが、結局のところポン・ジュノ監督作品で大好きなグエムルと作風は同じ、良い意味で規格外なエンターテインメント作品で、すごく面白かっ…

NFL Divisional Playoff

www.nfl.com Divisional Playoffも面白い試合ばかりだったが、ラマー・ジャクソンが脳震盪でゲームから退いて、そのままレイブンズが負けたのは驚いた。どちらかといえば、好きな映画"Buffalo 66"で引用されているビルズの方を応援していたけど。 Wildcard R…

山口瞳「居酒屋兆治」

映画をみて、原作も読んでみたくなったので。 映画が原作に忠実だったことは意外だった。原作の方が時代が十年くらい古いと感じたのだが、調べてみると連載から3年くらいしか違っていなかった。これは文体のせいなのかな…。 いずれにしても頭の中でほぼ、高…

「みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史」

仕事で基幹システム関係の検討に関わったこともあるので、本書に書かれているような、アンチパターンは多く聞いた。ただ、やはり実例として書かれてある方がとても参考になる。もちろん、規模も事情も全然違うのだけど。 もっとドロドロとしたものはあったと…

男はつらいよ 寅次郎心の旅路

1989年作品。初の海外(ウィーン)ロケ!とまさにバブルやなぁ〜という感じ。 ただウィーンロケだと、その時代のことも考えるとやはり浅野ゆうことか浅野温子とかじゃないのか?さすがに3度目の竹下景子が演じるツアーガイドのマドンナ久美子はかなり違う気…

NFLワイルドカードラウンド

www.nfl.com 前にNFLについて書いたのは2008年のスーパーボウルだったが、それ以降もプレーオフはだいたい楽しんできた(CATVでほぼリアルタイムで、というほどではないけど)。 今年のワイルドカードラウンド、一番印象に残ったのはバッカニアーズ-ワシント…

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日

1988年・昭和63年末、昭和の最後に公開された作品。 サラダ記念日とのコラボ的な企画になっていた。 ストーリーは女医の真知子(三田佳子)には釣り合わない身と、結局逃亡してしまういつものパターン。真知子の姪の由紀(三田寛子)に残す言葉が、大学進学…

居酒屋兆治

寅さんにマドンナとして出ていた大原麗子の影ある演技がよくて、それを寅さん映画というリミッターなしで…と思って観てしまった。 以下、(今さらですが)ネタバレあり。 寅さん映画というリミッターがないと、ここまで行ってしまうのか、というか、このジメ…

MARVEL 倒産から逆転No.1となった映画会社の知られざる秘密

マーベルがどんな会社かは知っていたつもりだったが、特に映画ではこれほどいろいろあったとは知らなかった! そういう動きばかりを中心に書いているから、というのもあるだろうが、金のことしか考えない人が多すぎ。そして契約があろうが最後は金で解決しす…

「データの見えざる手」

仕事の関係で、著者のプロジェクトは初期の頃からよく知っていた。 最初はウェアラブルデバイスのことばかり注目していたが、その後そこから得られたデータを分析・活用するということが目的だったとわかって、なるほど!と感心したものだった。 今後、動態…

踊る大紐育

今さらの初見。 フランク・シナトラが出ていたとは知らなかった。歌と踊りがメインでストーリーはそのために取ってつけた感じ。とにかく楽しい映画。 間に他の作品が挟まるかもしれないが、本作はドラマの「フレンズ」の下敷的な作品なのでは?と思えた。男…

2020年Musicベスト5

Apple Musicで音楽を聴くようになってから、一々こんなCDを買った、ということがなくなってしまった。とりあえず今年に自分のライブラリに追加したアルバムのベスト5を。 Seeking Thrills Georgia ポップ ¥1528 music.apple.com すごく懐かしいテクノっぽい…