幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

男はつらいよ 寅次郎の青春

1992年、第45作。バブル崩壊の不景気が話題に。

やはり寅さんの恋愛話はメインにならず。風吹ジュン演じるマドンナ蝶子に対する寅さんの想いはよくわからず。

ただ、泉とバッタリ出会ったところで、コケて足が折れたかも…という咄嗟の演技?は以前もやった仮病っぽいので、何かしらは想っていたのだとは思うけど…。

今回は、満男と泉の別れと、ラストの満男から泉への手紙が泣ける。満男は寅さんを鋭く分析していて成長している。

寅さんは、失恋で人は成長する!と言って、博に突っ込まれているが、達観するレベルには成長したのでは?

本作が御前様の笠智衆の遺作となったというのは寂しい。