幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

ザ・サークル

Googleのサービスがいつの間にか公開がデフォルトになっていて…という事件?があった時にも、それこそGoogleGmailの内容を皆がシェアできるようにと全て公開することだってありえるな、と思っていたので、以前であれば本作で扱う内容は関心があったのだが。

当時そう思っていた時はまだGoogleはテクノロジーこそが世界を進化させるというカルト的な哲学を持つ企業という印象を持っていたし、本作でもそういう姿で描いているが、今や「いかに稼げるか」だけを考えている普通の企業としかみれないので(Facebookは論外で)、そうすることで莫大な利益が得られない限りはやらないのだろうな、と醒めた目で観てしまう。

結局、人々の関心をいかに惹きつけてページを開かせるのか、ということを最大化するのが目的であり、全てをオープンにすることは、長期的にはそれとは相反するのでは?と思うのだが。もっと考えてみるのは楽しそう。