幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

野球狂の詩

野球狂の詩は子供の頃大好きなアニメだった。なのでやはり野球狂の詩といえば水原勇気編、ということになる。その後原作も読んだし、アニメの再放送も何度かみたはず。

実写版は斉藤由貴のテレビ版(1985年)もみたと思うが、詳細は記憶にない(最初しかみてないのかも)。

で、本作は1977年の映画で、怖いものみたさで何の期待もなくみたのだが…。

まずキャストは思っていたよりも原作の雰囲気は出ていたと思う。水原勇気もそうだし、岩田鉄五郎や五利監督も(鉄五郎のメークの作り物っぽさは仕方ない)よかった。水島新司の描くおっさんは再現しやすいのかも。一方で国立みたいな美男子キャラは単なる地味な人になってしまってた。

ストーリーは原作からかなり端折っているが、原作が頭に入っていて補完しながらみれたせいか、これも意外に楽しめた。ただ、原作知らない人が見たら、本当になんじゃこれ?というレベルだとは思う。

一番の見どころは南海ホークス協力で実現している野村克也(本人)との対戦シーン。ちゃんとセリフもあって今みると感慨深い(今のプロ野球選手の体格の基準で見ると、野村克也プロ野球選手っぽくないけど)。

また原作を読みたくなった。