幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

野村克也「プロ野球怪物伝」

年齢的に厳しいと思いながらも、もう一度ユニフォームを着て欲しかった野村克也氏が亡くなってしまった。本当に残念だ。

野村克也への想いは「巨人軍論」「野村ノート」の書評に書いたので、改めては書かないが…。

数多くの「怪物」たちの中でかなりのページを費やして大谷翔平について書かれているのは意外だった。やはり今(出版は昨年)一番注目されている「怪物」は大谷翔平ということか。

松井秀喜への温かい眼差しを向ける、以下の部分ではうるっと来てしまう。

外野手出身に名監督なし」は私の持論だが、彼なら心配ないだろう。望むなら私がヘッドコーチになる。3年、いや2年で日本一の監督にしてみせる自信はあるが、どうだろう

 COVID-19の影響でプロ野球開幕も見通せない中、NHKが「あの試合をもう1度」という番組で、過去の名勝負を放送している。先日は2006年パリーグクライマックスシリーズでの松坂大輔斉藤和巳の息詰まる投手戦を、中継録画のような形で放送していたが、本当に素晴らしい試合で結果もわかっているのにひきこまれて観てしまった。

現状仕方ないとはいえ、早く野球が観たい。