幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

男はつらいよ 旅と女と寅次郎

マドンナが都はるみで、京はるみ(都はるみが最初使う予定だった芸名)という演歌歌手を演じるという、シリーズの中では異色作。

最初から可能性なんてなさそうで、今回は寅さんの大失恋はないか、と思ってたので、はるみに彼がいると聞いた寅さんのダメージの大きさは意外だった。

すぐに本気になってしまうが、ゴールは想像できていない。恋をしては傷つく寅さんを繰り返しみることになるのも当然か。

演歌は苦手なので、都はるみの歌を聞くこともなかったけど、佐渡で「砂山」を何気なく歌うシーンではさすがの歌のうまさに驚いた。

前作の柄本明に続いて、ベンガルが出ていたり、ウォークマンSONYのじゃないが)が出てきて、80年代をより感じるように。