幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

町田康「スピンク日記」

スピンク日記夏休みに実家で妹に借りて読んだ。 町田康版の「吾輩は猫である」かな、と読み始めた。 が、町田康なのに自虐はあっても人間全般への皮肉といったネガティブなものも控えめで、それよりはポチ(=飼い主=町田康)がこの家族を、小さな幸せを、大切に思っていることが伝わってきて驚く。 町田康でも、そういう心境になるものなのだな、となんとなくしみじみとした。 ただ一番印象的なのは、あまりにかわいいスピンクたちの写真だった!