幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

早川義夫「たましいの場所」

たましいの場所 (ちくま文庫)伝説のバンド、ジャックスを解散後短いソロ活動を経て、音楽活動から離れて書店主になって23年後の1994年に活動を再開した著者。 ジャックスはあまり好きではなかったのだが、活動再開後のソロアルバムを友人が聞いていて、それが心に刺さったのを覚えている。「言う者は知らず、知る者は言わず」は今でも愛聴盤。 やはり独特の感性(陳腐な表現だけど)を持った人なんだなと実感した。 仕事の上でも以下の言葉は心に刻んでおきたいと思った。(このブログは批評なんて大げさなものじゃないので、好き勝手書くだけですが)
「だいたい、批評したがる人は、ものを作らない。ものを作っている人は、人を批評しない。人を批評する暇があったら、自分を批評する。なぜなら、自分を見つめた時に、作品は生まれて来るからだ。人を貶したり、悪口を言ってる間は、ものを作れていない時である。褒めるのは、創作につながり、悪口は、嫉妬から生まれる。」 「本当の批評は、人のことより、自分のことを書く。自分がいったい何者なのかを書く。」