幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

裸足の1500マイル

先住民アボリジニの混血児を隔離して白人社会に適応させようとする政策が行われていたオーストラリアが舞台。隔離された3人の少女が母親に会うために追跡を逃れながら歩いてふるさとをめざす、という実話を元にした映画。

彼らのように、西欧文化に同化せずに平和に暮らしたい人々が住める場所は、今の世界上には存在しないのかもしれない。うまく同化できれば病気や飢えといったものから開放されるというよい点もあるとは思うけれど、それでも戦争はなくならないし、不幸な人だっていなくならない。欲望むき出しのグローバリズムの先行きを憂う。