幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

渋江抽斎

こんなそこらへんの本屋には置いてないような本を読もうと思ったのは、友人が作ってくれた「エレカシ特集」CDに入ってた「歴史」という曲がきっかけだった。

森鴎外を熱く謳いあげていて、中でも「渋江抽斎」を絶賛していたのだった。

一言で言えばこれは上級者向けの本みたいだ。

文語調で知らない漢字がいっぱいなのに加えて、昔の人の名前は一人で3つくらいあって全然覚えられず、まず読むのに苦労した。

おもしろく読めたのは抽斎が死ぬ直前あたり、彼の信念というべきものを描いている部分。鴎外が抽斎を熱く語っている。

それにしても昔の人はほんとに若くして(生まれて間もないことも)死ぬ人が多かったのだなと思った。

人間関係が変わるきっかけは昔のほうがたくさんあったと言えるのかも。