幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

月曜日に乾杯!

コラテラルトム・クルーズ扮する殺し屋ヴィンセントが、大きな宇宙からみれば地球上の人間なんてちっぽけなものというようなことを言う。マックスは後からこれに反論するのだが、果たして「現実」というのはこの二人のどちらが言っていることなのだろうか?と考えさせられた。

結局のところヴィンセントの言うように大半の人間はちっぽけなままどうでもいい人生を生きて死んでいくのも現実だし、今自分の周りにあるちっちゃな世界だってとてつもなくでかいものだというのも現実、それらのバランスをとることがこの世界と「折り合う」ということなんだと思う。

この映画をみていると、現実と折り合って生きていくしかない、と繰り返し説教されているような気がしてきてちょっとしんどかった。