いつも書いてるけど、自分が何に感動しているのかわからないままに何かじーんとくる映画が大好きだ。
この映画のラストはまさにその感じが味わえた。期待してた以上にすごい映画だった。
これがブラジルの貧しい街の悲惨さを訴えるだけの作品だったら、胸に迫るものはあったとしても映画として評価不能だったろう。でもそのレベルを超越して映画としての魅力がちゃんとある。主人公を含めて登場人物もよかった。
これが事実に基づいた話というのにはやはり驚いた。バトルロワイヤルみたいな現実離れした設定を用意するまでもなく、そういうことが行われいてる世界があるのだ。
どうしようもない悪党で一番孤独な奴、リトル・ゼが印象に残った。