幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

評決

最初に見たのは学生のころでそれからも何度もみた。今でもテレビとかでやっているとつい見てしまう。「ザ・プラクティス」とか「アリーmyラブ」とか法廷ドラマが大好きなのもそのときの感動からかも。

後に作られたもっと派手に飾られた法廷ものをみてからこれをみると、あっさりしすぎているようにみえるかもしれないけど、主演のポール・ニューマンに象徴される「苦さ」がいいのだ。

敵役の弁護士が、「(手段はどうあれ)事件に勝って金を得られてこそ、貧しい依頼人に無料奉仕できたり、酒が飲めたり、服を買えたりするのだ」と語るところは、学生だった当時将来について話するときに友人がよくネタにしたものだった。現実と理想、折り合う方法を見つけたと思ってもやっぱり違うと気がつく。その繰り返しで答えはいまだ見つかってないけど。