幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

お茶漬けのような曲

お茶漬けのような曲って好きだ、といってもきっと何のことかわからないだろう。

お茶漬けのような曲というのは、アルバムの最後にぽつんとおかれていて、派手じゃないのだけどなんともいえない余韻を残してアルバムをしめくくる、料理の最後で食べるお茶漬けに似た曲たちのことだ。

だいたい2分~3分程度と短くて、音数も少なくて、アルバムの途中にあったらほとんど心に残らないかもしれない。でも最後に置かれているからこそ、すごい存在感がある。

すぐに思いつくものを並べてみるとこんな感じ。"Goodnight"なんて普通に聴いたら何これ?という曲だが、あの濃密なホワイトアルバムの最後を締めくくるにはこの曲しかないと思える。

Rock 'N' Roll Suicideはどこにあっても名曲だけど、これも超名盤"Ziggy Stardust"の最後はこれ以外考えられない。

Johnny Cash "We'll Meet Again" (American IV: The Man Comes Around)

Nico "Eulogy To Lenny Bruce" (Chelsea Girl)

Jim O'Rourke "Leaving This Island" (Illuminati)

Derek & The Dominos "Thorn Tree In The Garden" (Layla And Other Assorted Love Songs)

The Beatles "Goodnight" (White Album)

David Bowie "Rock 'N' Roll Suicide" (Ziggy Stardust)

これもそうだった。

Sandii "Le Colline Sono In Fiore" (Mercy)