幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

半野喜弘 "Angelus"

angelus前作"Lido"は名作だった。ボーカルが入っている曲は3曲くらいしかなかったが、そのメロディ・ボーカル、どれをとってもどこの誰が作った音楽なのかよくわからない正体不明の魅力があったように思う。 今作ではほとんどの曲にボーカルが入り、しかもハナレグミ原田郁子クラムボン)、中納良恵(EGO-WRAPPIN')、細野晴臣など素性のはっきりした人ばかり。残念ながらそれはいい方へは働かず正体不明さの魅力を減らしてしまったようだ。もちろん悪くはないからはじめて聴く人は気に入ると思う。けど、"Lido"を聴いたときの感動の後では物足りない。