幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

華氏911

オープニングのシーン。ブッシュやラムズフェルド、パウエルなどがテレビ撮影のためのメイクやリハーサルをしている。普段目にすることのないこの映像をみるだけで、僕たちがいつもみているものがショーのようなもので、真実の一部にすぎない(あるいは一部ですらないのかもしれない)と実感した。

そんなことはいつも思っていたのだが、それよりも強くそう思えてしまうところが映像の力の怖さだ。

他にも映画としてみて、うまいと思う表現が多かった。

その一方で人を殺して心に傷を負った(自分の魂の一部が死んだと語っている)兵士の話などはみていても心が痛んだ。信仰で人を殺してはいけないと教えられた人たちが、その信仰心を利用され人殺しをさせられているのは悲しい。