幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

スティーブン・キング「ダーク・タワー」I~III

確か全8部作くらいだったと思うのだけど、いきなりIIとIIIは上・下巻に分かれてていったい何冊読むことになるのだろう(微妙に字も大きくて高いし、かなりあこぎな商売だと思う)。

…といきなり不満からはじまったのは、ちょっと筆力が足りない気がしたからだ。エグい描写は健在だけどローランドをたとえるために「ターミネータ」の映画なんか使うのは興醒めだし、エディなんてスタンドに出てきた人(名前忘れた)にそっくりだし…と他の作品、キング作品あれこれの寄せ集めのようにみえてしまう。

今までもそんな気はしてたけど、それを補って余りある筆力みたいなのがあったと思うのだが、それが足りない。

といってもやっぱり読み始めてしまうと止める勇気もなくずるずると最後まで読んでしまうと思う。もっとおもしろくなることを期待して。