幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

父親たちの星条旗

父親たちの星条旗硫黄島からの手紙」のアメリカ視点版という認識しかなくてみなくてもいいかもと思っていたのだが、違う映画だった。 ただテーマとしてはやはり「硫黄島からの…」と共通していると思った。 自分ひとりのことであればただ逃げればよいはずなのに、家族や友人・仲間のためとなると命さえ投げ出してしまう。本来誰もやりたがるはずのない戦争というものが成り立つのは、人のそういう感情を利用しているからなのだろう。 政治や企業の不祥事だって根は同じで、突き詰めていくと仲間・部下や家族を守ろうとしてやっているものが多いのだと思う。 だから許されると言いたいわけではなく、前にも書いたけどやった人だけを安易に責めるだけでは、次々と同じことが繰り返されるだけで根本的な解決にならないと思う。