クサイと言ってしまえばそれまでだけど、過去と現在を行き来しながら、仲間たちの変わらない絆をうまく描けていた。
本当に韓国映画ってこういう構成が得意というか好きだなぁと感心する。(全部同じ監督だけど「猟奇的な彼女」、「ラブストーリー」、「僕の彼女はサイボーグ」とか)
以下、ネタバレあり。
ラストには賛否両論あると思うが、不幸な境遇に陥っていた彼女たちがそこから抜け出すチャンスを、お金や地位という形ではあったが、与えたということで決して即物的とは感じなかった。
不満があったとすれば本当のラストに登場したジニが今どうしているのか、というところがよくわからなかった点か。エンドロールのイラストをよくみたらわかるのかもしれないのだが、ハングル文字のまま日本語訳がなかったり、絵がわかりにくかったりで、追えなかった。
後、流行った曲(ファッションは日本の80年代とあまり変わらない)や、社会情勢などが一致しない分、この映画の魅力の一部は味わえていないのだろうな。