「ストーリーとしての競争戦略」の著者、楠木建氏が監修した本なので読んでみた。
結局のところ、与えることで幸せを感じて幸せな人生を歩むのがギバーの勝者なのだと思う。それをビジネスに結びつけるからいろいろと苦しい理屈になっているなぁという感想。
成功したギバーは他者志向のギバーだと言ってるけど、これはどう考えても単なるマッチャー(ギブとテイクのバランスを取る人)やん!て読んでて突っ込まずにはいられない。
それでもイギリスはテイカー的行動でEUを離脱して、これから厳しい状況になるのだろう、と著者はドヤ顔で語ってそう。
交渉下手なギバー(他者の利益を優先してしまう)へのアドバイスとして、自分のためではなく家族や友人のために交渉していると考えることで「他者」を交渉相手から自分に置き換えるというのは、使える。