"Back to Black"は一時期愛聴盤だった。それだけに2011年、彼女が亡くなったというニュースには驚いたし残念だった。もちろん"Rehab"という曲からも危なさは感じられたけど…。
本作は、彼女のドキュメンタリー映画で、実際の映像で構成されていて、とにかく生々しい。
真実なんて当然知り得ないことだが、最悪の出会いや周囲の人間関係が作品の切迫感などにつながったであろう一方で、彼女の早すぎる死につながったことも確かだったのだろう。
前夫や父は本当にクズ野郎のように描かれている(父は当然これに不満だった模様)。
後半はみるのが辛かった。
ソウル系のアーティストとしてしかみてなかったが、ジャズが熱狂的に好きだったようでトニーベネットとの"Body and Soul"のデュエットを聴いてると、思い切りジャズを歌うアルバムも聴きたかったなぁと本当に残念な気持ちになる。