幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

歴史関連の本

高校時代は地理を選択していたこともあり、自分があまりに歴史に疎いことに気づくことが最近あり、とりあえず日本の近代史と中国の歴史の本を読んだ。

「日本近代史」の方は、ざっくり知っている大きな流れも、結局のところ今と同じような政治勢力のバランスによってしか決められない局面ごとの選択や結果が積み重なって出来上がったものだということがよくわかった。
他の本で読んでも感じたことだが、無謀な戦争への道やその後の戦略についても、誰かが決めたというよりもむしろ色々な考え方を中途半端に取り込んだため、それらの組み合わせが最悪のものになってしまった。これは現在の政治全体の状況とあまり違っていないと思え、心配になる。

中国文明の歴史」は本当に知らないことばかりで、おもしろかった。ただあまりに多くのことが凝縮して書かれているので、一度読んだだけで全てを理解することはできなかった。
東南アジアや中東、ヨーロッパまでを巻き込み混ざり合った歴史や文化の流れを辿るのはとても興味深く、また別な本も読んでみたくなった。