幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

various artists「加藤和彦トリビュート・アルバム~Catch-35」

04-02-14_23-36.jpgどちらかといえば無名なアーティストが集うオムニバスアルバムやロックフェスティバルは、思わぬ発見があって大好きだ。このアルバムは山本精一の「あの素晴らしい愛をもう一度」が入っていることもあって買ったのだが、たくさんの発見があって山本精一が霞んでしまった。

オリジナル(カバーとかでなくて)を聴いたことがあるのがたぶん「帰って来たヨッパライ」くらいなので、各アーティストの解釈を深く知ることはできないのだけれど。

1(4)のFIELDは曲の雰囲気にあったギターがかっこいい。この手の音にはとても弱い。1(6)のLSDマーチは名前がまずとても気になって、音もやっぱり激しくサイケでよい。1(8)の怖もボーカルとチープな電子的なベース音が印象的だ。1(11)で登場のぱぱぼっくす。ブックレットの写真見るまで、こんな二人組だとは全然知らなかった。スピッツのカバー集「一期一会」で聴いたよりもよいと思った。

2(3)どっかで聴いたボーカルだと思っていたらマフマフラーの人が参加しているらしい。2(4)、これが一番の「発見」だった。GUILTY CONNECTOR und TABATA。そう、元ボアダムズの田畑満!!学生時代いっしょにバンドやっていた奴はこの田畑と知り合いだった(ちょっと自慢)。かなりやばい人だったらしいが、レニングラード・ブルース・マシーンはめちゃくちゃかっこよかった。懐かしい名前だ。2(5)のDoodlesは渋い。2(7)長谷川光平+シンフィールド、シンフィールドは姫路のプログレバンドだそうで、雄大な感じがよく出ていてこれもかっこいい。2(9)のplace called space、静かで切ない、でもどこかほっとする。最後はこのCDに参加しているアーティストの紹介「レコーディングデータ」で終わる。やっているのは天体。勝手にジム・モリスンのAn American Prayerっぽいと思った。

今月のミュージックマガジンにのっていたNEW WAVEへのトリビュートアルバムも聴きたい。けどCCCDか。CCCDはもう持ってるし、結局は普通にいろいろできてしまうのだけど買うことにすごく抵抗がある…。