タルコフスキーの「惑星ソラリス」は学生の頃(だからもう15年くらい前だ)にみた。
2001年宇宙の旅にも似た、異様なまでに静かな雰囲気が印象的だった。
このリメイク版の評判が悪かったのは知っていたけど、こわいものみたさでみてみた。
思ったよりはよかった、というのが僕の感想だ。もう一度タルコフスキー版をみてみたいと思ったし、「惑星ソラリス」を多くの人に紹介するための映画だと思えばこれでいいのではないだろうか(思い出して気がついたけど、「黄泉がえり」は惑星ソラリスが元ネタなんだろうな)。
もちろん不満もいろいろあった。ジョージ・クルーニーに病的なイメージはまったくなくて、この役には全然あってないと思ったし、ソラリスもたしかタルコフスキー版ではもっと地球に近い普通の惑星だったような気がする。スタートレックにでも出てきそうなあの派手な描写はなんか変。
タルコフスキー版、ビデオに録画していたはずなのだけど、押入れを探しまくっても見つからない…。