幻覚ギター

みた映画、きいた音楽、よんだ本。

誰が為に鐘は鳴る

一目ぼれでそのままバカップル状態になって、命がけの任務も恋愛を盛り上げる小道具に成り下がってしまう、という今でもあるハリウッド映画の一つの流れがすでにあったのだな、と思った。

最後だけはヘミングウェイ原作という雰囲気がかろうじて残っている気もしたけど、原作はどうなのだろう?

ゲーリー・クーパーもあれだけでれでれしたらあかんやろう、という感じだ。「平原児」のがみた中では一番よかったと思う。

映画としてというより日本と戦争していた1943年(撮影は1942だそうだ)にこんな映画がカラーで作られていた、ということに驚いてしまう、歴史的映像をみているような気になった。